モルガン・スタンレーのアナリストはSpaceXの財務予測を大幅に引き上げ、フリーキャッシュフローが黒字化する時点を従来の2035年から2031年へ前倒しした。売上高・利益の予想も「ほぼ倍増」となり、約2,800億ドルの起債規模の削減を見込んでいる。
モルガン・スタンレーのアナリスト、アダム・ジョナス氏はSpaceXの最新投資家リポートで、売上高と利益の予想を大幅に引き上げ、フリーキャッシュフローが黒字化する時点を2031年に前倒しした。これにより予想起債規模を約2,800億ドル削減する見通しとなっている。
同氏は修正前に比べ、2027年度と2028年度の売上高をそれぞれ上方修正し、2027年は1,750億ドル、2028年は2,890億ドル、営業利益は1,190億ドルになると示した。また、2031年の借入総額が3,900億ドルまで低下すると予想している。
SpaceXの予想PERは約17.6倍と見込まれ、2026年-2030年の年平均成長率は約150%に達するとされる。一方、AIデータセンター投資や資本支出の需要増を巡る市場の警戒感も併記されている。
現状の株価はリポート発表後も反応が慎重で、夜間取引で下落が観測された。市場関係者には、資本調達の必要性とマクロ環境の影響を見極めたいとの声がある。