設備老朽化・故障と新工場投資の回収リスク
FY2018に初出。6回の記載のうち2回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
コーア商事ホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。25社中10社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに1社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「当社グループが保有する製造設備のうち、コーアイセイ株式会社本社工場には、導入から長期間が経過した物も含まれます。設備ごとの耐用年数に応じ、新設設備への製造移管及び既存設備の適時適切な修繕・メンテナンス・更新等を計画実施しておりますが、老朽化による予期せぬ機器不具合や不慮の故障により製造スケジュールに影響が生ずる可能性があります。」
設備・固定資産リスクについて、蔵王工場の投資回収・減損リスクに加え、本社工場の長期使用設備に起因する故障・製造スケジュール影響を明示している。 - FY2025再掲有価証券報告書
「コーアイセイ株式会社の蔵王工場におきましては、製造を予定している新規開発品目の販売開始時期の遅延、又は販売予定数量の減少等が発生し、当初の事業計画からの大幅な乖離が生じた場合、固定資産の減損処理を行う必要が生じる等、当社グループの経営成績及び財務状態等に影響を及ぼす可能性があります。」
蔵王工場の新規品目の販売遅延・数量減少による投資回収・減損リスクを引き続き記載している。なお、当期は蔵王工場に減損の兆候は認められないと判断している。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「医薬品製造販売事業におきましては、当第4四半期連結会計期間において一部生産計画の調整が必要になったことや定期設備メンテナンスが長引いたこと等により、当初予定していた製品の出荷の遅延や追加コストが発生しました。」
設備・固定資産に関するリスクについて、定期設備メンテナンスの長期化等により製品出荷の遅延と追加コストが実際に発生したと記載している。一方、蔵王工場は当期および翌期の営業損益見込みがプラスで、減損の兆候はないと判断している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「コーアイセイ株式会社の蔵王工場は、継続的に営業損益がマイナスとなっていることから、減損の兆候があると判断し、減損損失の計上の要否について検討を行いました。」
蔵王工場について継続的な営業損益マイナスと減損兆候が明示された。一方、割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を超えると判断され、減損損失は計上していない。 - FY2019再掲有価証券報告書
「新規開発品目の販売開始時期の遅延、または販売予定数量の減少等が発生し、当初の事業計画からの大幅な乖離が生じた場合、固定資産の減損処理を行う必要が生じる等、当社グループの経営成績及び財務状態等に影響を及ぼす可能性があります。」
老朽設備の故障、投資回収、固定資産減損のリスクを引き続き認識している。 - FY2018初出有価証券報告書
「新規開発品目の販売開始時期の遅延、または販売予定数量の減少等が発生し、当初の事業計画からの大幅な乖離が生じた場合、固定資産の減損処理を行う必要が生じる等、当社グループの経営成績及び財務状態等に影響を及ぼす可能性があります。」
蔵王工場等の生産能力拡大に伴う投資回収・減損リスクと、老朽設備の故障リスク。