マイナス金利・市場変動・英国のEU離脱を含む外部環境
FY2017-Q1に初出。29回の記載のうち4回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。57社中40社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに16社。
- FY2026資源価格高騰・金利ある世界への移行有価証券報告書
「中東情勢の緊張の高まりによる原油や石油化学製品をはじめとする資源価格の上昇に加え、円安の定着を背景とした輸入物価の高騰が進行し、家計から企業活動まで幅広く影響が確認されています。」
従来の市場変動に加え、中東情勢・円安による資源価格及び輸入物価の高騰と、金融市場の「金利ある世界」への移行を経営環境の転換要因として記載している。 - FY2026-H1米相互関税後の金利・株価上昇有価証券報告書
「期初1.5%前後で始まった10年物国債利回りは、4月初めの米国による相互関税発表により一時1.1%台まで下げる場面がありましたが、翌週にその猶予が発表されると上昇に転じました。期の後半も、自民党総裁選を控え、新政権による財政拡張観測等により概ね上昇基調で、期末は1.6%台半ばで着地しました。期初3万5千円台で始まった日経平均株価も、米相互関税への過度な警戒感が後退して以降は上昇。8月に1年1か月ぶりに最高値を更新してからも上昇基調は続き、期末4万4千円台後半で着地しました。」
米国の相互関税発表による一時的な金利低下・株価下落の後、金利と株価はいずれも上昇基調となり、日経平均株価は期末に4万4千円台後半まで上昇した。 - FY2025-H1利上げ観測と株価急落後の回復有価証券報告書
「10年物国債利回りは日銀の利上げ観測から5月以降は1%を超える水準にもなりましたが、8月の株安に伴い低下し、期末は0.8%台で着地しました。一方4万円近傍からスタートした日経平均株価は、7月に4万2千円台へ上昇したものの、日銀の利上げや米国の景気不安等の要因にパニック的な売りも重なり8月に一時3万1千円台まで低下しました。その後は追加利上げの観測が後退したことなどにより、期末は3万7千円台で着地しました。」
利上げ観測による長期金利の1%超への上昇、日経平均株価の4万2千円台から3万1千円台への急落、その後の3万7千円台への回復が記載されている。 - FY2024マイナス金利解除・金利先高観とエネルギー価格上昇の追加有価証券報告書
「一方、少子高齢化による労働力の減少、円安や中東情勢の緊迫化によるエネルギー資源の高騰などを要因とした物価上昇、マイナス金利解除を契機とした金利先高観など、取り巻く経済環境は不確実性を増しております。」
従来の市場変動リスクに加え、マイナス金利解除を契機とする金利上昇観、円安・中東情勢によるエネルギー資源高及び物価上昇が経済環境の不確実性として記載された。 - FY2024-Q3長期金利上昇・株価上昇有価証券報告書
「金融面においては、10年物国債利回りは当初0.3%台から0.4%台で推移した後、7月以降は上昇し、10月には0.9%台をつけましたが、その後は米金利低下に連動する動きもあり、期末は0.5%台で着地しました。一方、2万8千円台からスタートした日経平均株価は日本経済のデフレ脱却への期待感などから上昇し、期末3万3千円台で着地しました。」
10年物国債利回りは10月に0.9%台まで上昇後、期末は0.5%台となり、日経平均株価は2万8千円台から3万3千円台へ上昇した。 - FY2024-Q1長期金利上昇・株価上昇有価証券報告書
「10年物国債利回りは期初は上昇基調だったものの、4月の日銀金融政策決定会合で現状の金融緩和策の維持が決定されて以降は低下し、期末は0.3%台で着地しました。期初2万8千円台からスタートした日経平均株価は、新型コロナウイルスの第5類移行を受けた本格的な経済再開への期待の高まりなどを材料に、期末は3万3千円台で着地しました。」
長期金利は日銀の金融緩和策維持決定後に低下した一方、日経平均株価は経済再開期待を背景に3万3千円台まで上昇した。 - FY2023-Q3長期金利上昇・株価下落有価証券報告書
「12月の日銀金融政策決定会合における長短金利操作の運用見直しを受けて変動幅上限の0.50%付近まで上昇し、期末は0.44%で着地しました。一方、2万7千円台からスタートした日経平均株価は2万9千円台へ上昇する場面があったものの、世界的なインフレと主要各国の中央銀行による利上げ等を受けて下落し、2万6千円台で着地しました。」
日銀の長短金利操作の運用見直しにより10年物国債利回りが0.44%まで上昇し、世界的なインフレ・利上げを背景に日経平均株価が下落した。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「一方、2万7千円台からスタートした日経平均株価は、2万9千円台へ上昇する場面があったものの欧米を中心とした金融引締めによる世界経済減速懸念が重しとなり、期末は2万5千円台で着地しました。」
世界的な金融引締めと景気減速懸念による金利・株価の変動が、前四半期に続き金融環境として記載されている。 - FY2023-Q1世界的金利上昇と景気減速懸念による市場変動有価証券報告書
「10年物国債利回りは世界的な金利上昇につれて一時0.250%を超えましたが、期中は概ね0.2%台前半で推移しました。期初2万7千円台からスタートした日経平均株価は、国内経済の正常化期待の高まりと世界的な景気減速懸念が交錯し足踏み状態が続き、期末は2万6千円台で着地しました。」
世界的な金利上昇により長期金利が一時0.250%を超え、景気減速懸念などから日経平均株価は2万7千円台から2万6千円台へ下落した。 - FY2022-Q3感染症懸念下での市場の比較的安定有価証券報告書
「日経平均株価は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大懸念により下落する場面もありましたが、ワクチン接種の進展や世界的な金融緩和が支えとなって比較的落ち着いた値動きで推移し、期末は2万8千円台後半で着地しました。」
感染症拡大懸念による下落場面はあったものの、ワクチン接種の進展と世界的な金融緩和を背景に株価は比較的落ち着いて推移した。10年物国債利回りは期末0.089%となった。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「金融面においては、10年物国債利回りは期初0.122%からスタートし、期中は概ね0.1%以下の水準で推移し、期末は0.081%で着地しました。一方、2万9千円台からスタートした日経平均株価は、世界的な金融緩和や財政政策をベースに堅調に推移し、期末も同水準で着地しました。」
低位の長期金利と、世界的な金融緩和・財政政策を背景とする日経平均株価の高値圏推移が続いている。 - FY2022-Q1感染症下の高値圏市場・金利低下有価証券報告書
「金融面においては、10年物国債利回りは期初0.122%からスタートしましたが、期中は概ね0.1%以下の水準で推移し、期末は0.07%で着地しました。期初2万9千円台からスタートした日経平均株価は、世界的な金融緩和や財政政策をベースに高値圏で推移し、期末は2万8千円台で着地しました。」
長期金利は0.1%以下の水準で推移して低下し、日経平均株価は世界的な金融緩和・財政政策を背景に高値圏で推移した。 - FY2021-Q3感染症下の市場回復・株価上昇有価証券報告書
「一方、期初1万8千円台からスタートした日経平均株価は、世界的な金融緩和をベースに、中国における経済活動の再開、新型コロナウイルス感染症のワクチンの有効性を伝えるニュース等により堅調に推移し、期末は2万7千円台で着地しました。」
世界的な金融緩和、中国の経済活動再開、ワクチンニュースを背景に、日経平均株価が期末に2万7千円台まで上昇した。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「日経平均株価は期初1万8千円台からスタートし、新型コロナウイルス感染症の拡大を総じて抑制できていること、中国がいち早く経済活動を再開したこと等を背景に堅調に推移し、期末は2万3千円台で着地しました。」
感染症下での長期金利の反転と株価回復という市場環境の説明が続いている。 - FY2021-Q1感染症下の市場回復有価証券報告書
「金融面においては、10年物国債利回りは期初0.018%からスタートし、4月末にかけて△0.04%前後まで下がりましたがその後は反転し、期末は0.042%で着地しました。一方、日経平均株価は期初1万8千円台からスタートし、新型コロナウイルス感染症に対して日本が総じて感染拡大を抑制できていること、中国がいち早く経済活動を再開したこと等を好感して堅調に推移し、期末は2万2千円台で着地しました。」
新型コロナウイルス感染症の影響下で、長期金利は反転し、日経平均株価は日本の感染抑制や中国の経済活動再開を好感して堅調に推移したと記載している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「令和元年台風19号による長野県内外の被災や新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、市場環境の悪化による株式等関係損益の減少を主因とし、減益決算となりました。」
台風災害と新型コロナウイルス感染拡大が市場環境の悪化および株式等関係損益の減少要因として実績に現れ、外部環境の悪化が明示されている。 - FY2020-Q3米中貿易摩擦緩和後の市場回復有価証券報告書
「10年物国債利回りは米欧の金利低下に伴い8月末に△0.3%近傍まで低下しましたが、その後は米中貿易摩擦の緩和を受けて上昇に転じ、期末は△0.015%で着地しました。期初2万1千円台中盤からスタートした日経平均株価は8月末に2万円台前半まで下落しましたが、その後は上昇に転じ、期末は23,656円で着地しました。」
米中貿易摩擦の緩和を受けて長期金利と株価がともに上昇に転じ、日経平均株価は23,656円で期末を迎えた。 - FY2020-Q2米中貿易摩擦下の金利・株価変動有価証券報告書
「金融面においては、10年物国債利回りは米欧の金利低下に伴い8月末に△0.3%近傍まで低下しましたが、期末へかけては上昇に転じ、△0.2%で着地しました。一方、日経平均株価は期初2万1千円台中盤からスタートしましたが、8月末には2万円台前半まで下落しました。その後、米中貿易摩擦の緩和の兆しを受けて期末は2万1千円台後半まで回復しました。」
米中貿易摩擦と海外金利低下を背景に長期金利と株価が変動し、期末に株価が回復した経過が記載されている。 - FY2020-Q1米中・米墨通商摩擦による市場変動有価証券報告書
「一方、日経平均株価は期初2万1千円台中盤からスタートし、4月下旬には2万2千円台を回復しましたが、米国の対中国関税引上げ実施、対メキシコ関税引上げ表明とその延期表明等を受けて一進一退の動きとなり、期末には2万1千円台前半となりました。」
市場変動の要因として、従来の米中経済の先行き不透明感に加え、米国による中国・メキシコへの関税措置が記載されている。10年物国債利回りも米国の金利低下を受けて△0.07%から△0.15%へ低下した。 - FY2019-Q3米中経済の先行き不透明感による株価下落有価証券報告書
「一方日経平均株価は、期初2万1千円台前半からスタートし、9月下旬にかけて2万4千円台まで上昇しましたが、米中経済の先行き不透明感等を背景に一時1万9千円台前半まで下落し、2万円台を回復したところで期末を迎えました。」
金融市場の変動要因として米中経済の先行き不透明感が記載され、日経平均株価が2万4千円台から一時1万9千円台前半まで下落した後、2万円台を回復した。 - FY2019-Q1米中通商摩擦による市場変動有価証券報告書
「一方、日経平均株価は、期初2万1千円台前半からスタートし、5月下旬にかけて2万3千円近傍まで上昇しましたが、米中の通商摩擦の先鋭化が懸念されたことなどを受け、2万2千円近傍まで下落するなど一進一退の動きとなり、2万2千円台前半で期末を迎えました。」
市場環境の説明に、米中通商摩擦の先鋭化への懸念と、それに伴う日経平均株価の下落・一進一退の動きが加わった。 - FY2018マイナス金利長期化と市場不安定要因の継続有価証券報告書
「わが国の経済は、金融面においては年初からの株価下落や円高進行による不安定要因はあるものの、直近の日銀短観において示された景況感に大きな変化はなく、実体経済においては今後も順調な推移が期待されます。」
市場環境について、株価下落や円高進行を不安定要因として挙げる一方、実体経済は順調な推移が期待されると整理している。また、経営環境上の課題としてマイナス金利の長期化を挙げている。 - FY2018-Q3株価上昇と金利変動の継続有価証券報告書
「10年物国債利回りは期初0.07%台でスタートし、4月中旬に0%近傍まで下落した後、欧米金利につられる形で0.1%近傍へ上昇しました。7月上旬の日銀による指値オペ実施後は下落基調が続き、9月上旬には約10ヵ月ぶりにマイナス圏へ下落しました。その後は再び上昇し、0.04%台で期末を迎えました。一方、日経平均株価は期初1万8千円台後半からスタートし、日本の経済指標が堅調なことから6月上旬には2万円台を回復しました。8月には北朝鮮を巡る地政学リスクなどから下落し、その後軟調な動きが続きました。9月に国連安保理が北朝鮮に対する新たな制裁決議を採択し、北朝鮮への警戒感が後退すると上昇し、再び2万円台を回復しました。10月には米国の減税案等を好感し米国株式市場が最高値を更新する中、日本企業の好調な決算を背景に上昇基調が続き、2万2千円台へ上昇し、その後も堅調な動きが続き2万2千円台後半で期末を迎えました。」
北朝鮮を巡る地政学リスクによる株価下落後、警戒感の後退や企業決算を背景に株価が2万2千円台後半まで上昇した。長期金利は日銀の指値オペ後に低下した後、再上昇した。 - FY2018-Q2北朝鮮を巡る地政学リスクの追加有価証券報告書
「8月に入ると北朝鮮を巡る地政学リスクなどから1万9千円台前半へ下落し、その後軟調な動きが続きました。9月に国連安保理が北朝鮮に対する新たな制裁決議を採択すると、北朝鮮への警戒感の後退から上昇し、2万円台前半で期末を迎えました。」
市場環境の説明に、北朝鮮を巡る地政学リスクによる株価下落と、その後の警戒感後退による回復が加わった。 - FY2018-Q1市場金利・株価の上昇局面の継続有価証券報告書
「金融面においては、10年物国債利回りは、期初0.07%台でスタートし、4月中旬にかけて0%近傍まで下落した後、欧米金利につられる形で上昇し期末には0.08%台となりました。一方、日経平均株価は、期初1万8千円台後半からスタートし、5月上旬の仏大統領選の結果や米国株式市場の史上最高値更新などを受け2万円近傍まで上昇しました。6月上旬には日米の経済指標が堅調なことを受け2万円台を回復し、その後は一時2万円を割り込みましたが、下旬には1年10ヵ月ぶりの高値を付け、2万円台前半で期末を迎えました。」
マイナス金利や英国のEU離脱を中心とした従来の市場環境説明から、今四半期は長期金利の上昇と日経平均株価の2万円台回復・高値更新を中心とする記載となっている。 - FY2017再定義有価証券報告書
「金融面においては、1月に導入が決定された「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」政策の影響が本格化し、10年物国債金利は期初△0.05%近傍で始まり、一時△0.3%程度まで低下しました。その後、9月の「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」政策導入などを受け、プラス圏に浮上したものの、概ね0.1%未満で推移しました。」
年間を通じたマイナス金利の影響と、政策変更後の長期金利のプラス圏への浮上を併記し、市場環境の説明が年度全体の推移として整理されている。 - FY2017-Q3市場金利・株価の上昇局面有価証券報告書
「金融面においては、10年物国債利回りは期初△0.06%台でスタートし、英国のEU離脱を問う国民投票を受け一時△0.2%台後半まで下落しました。8月に政府が大規模な経済対策を閣議決定した後は上昇し、11月の米大統領選以降プラス圏へ上昇し、期末にかけては0.04%台で推移しました。一方、日経平均株価は期初1万6千円台前半からスタートし、6月の英国の国民投票後一時下落しましたが、その後1万6千円台まで持ち直し、しばらく横ばいで推移しました。10月に米国の企業景況感の改善などから1万7千円台を回復し、そのまま上昇基調で推移し期末には1万9千円台となりました。」
英国のEU離脱を受けた下落を含む市場変動の記載は継続しているが、四半期後半には長期金利がプラス圏へ上昇し、株価も1万9千円台まで上昇した。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「金融面において、10年物国債利回りは期初△0.06%台でスタートし、英国のEU離脱を問う国民投票を受けて7月上旬には△0.2%台後半まで下落しました。その後8月に政府が大規模な経済対策を閣議決定した後は上昇し、期末にかけては△0.08%台で推移しました。一方、日経平均株価は期初1万6千円台前半からスタートし、6月下旬には一時1万5千円を割り込みましたが、7月中旬には米雇用統計の持ち直しなどから上昇しました。」
マイナス金利、英国のEU離脱を問う国民投票、株価変動などの外部金融環境を引き続き業績環境として説明している。 - FY2017-Q1初出有価証券報告書
「金融面においては、10年物国債利回りは、期初△0.06%台でスタートして以降△0.1%前後で推移し、6月下旬には英国のEU離脱を問う国民投票の結果を受け、期末には△0.23%台まで下落しました。一方、日経平均株価は、期初1万6千円台前半からスタートし、米国の企業景況感の改善や原油価格の上昇などを受け、4月下旬には一時1万7千円台まで上昇しました。その後は概ね1万6千円台で推移し、6月下旬には一時1万5千円を割り込みましたが、期末には1万5千円台半ばまで回復しました。」
金利水準、株価、英国のEU離脱を問う国民投票の結果など、金融市場の変動を営業環境として記載している。