資源高・円安による物価上昇と消費者マインド悪化
FY2022-Q3に初出。11回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2023-Q1。直近の記載は2026-07-31。
RYODENがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。34社中23社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに35社。
- 2026-07-31悪化決算
「国内経済においては、継続的な力強い賃上げと政府の各種政策的支援により、物価上昇が家計を圧迫する中でも実質賃金の下支えが図られ、個人消費は底堅さを維持しました。企業活動においては、原材料・資源価格の高騰による収益圧迫要因があったものの、日本国内で加速する価格転嫁の動きが浸透し、デフレマインドの払拭と相まって、全体として企業収益は高水準を維持しました。」
物価上昇及び原材料・資源価格高騰による家計・企業収益への圧迫要因を記載している一方、個人消費や企業収益の底堅さも併記している。 - FY2026悪化有価証券報告書
「エネルギー価格高騰に端を発する物価高の影響も短期間では解消しない可能性もあり、下振れリスクも懸念されます。」
エネルギー価格高騰と物価高の影響が短期に解消しない可能性を示し、国内経済の下振れリスクを継続・具体化している。 - 2026-05-08悪化決算
「日本経済は、賃金の増加による個人消費の持ち直し、企業の設備投資意欲の拡大、政府の経済対策による雇用情勢や家計の改善など好条件はあるものの、エネルギー価格高騰に端を発する物価高の影響も短期間では解消しない可能性もあり、下振れリスクも懸念されます。」
内需の改善要因と併記して、エネルギー価格高騰と物価高の影響が長期化する可能性を示している。 - FY2025再掲有価証券報告書
「日本経済は、賃金の増加による個人消費の持ち直し、企業の設備投資意欲の拡大、インバウンド需要の増加、政府の経済対策による雇用情勢や家計の改善など好条件はあるものの、追加関税措置に起因する製造業の輸出への影響や円高の進行など下振れリスクも懸念されます。」
賃金増加・設備投資意欲・インバウンド等の内需改善要因を記載する一方、追加関税措置と円高進行による下振れリスクを併記している。 - FY2024再掲有価証券報告書
「個人消費については、エネルギー価格や消費財の高騰などの影響により足踏み状態で推移しました。」
エネルギー価格・消費財の高騰が個人消費を抑制する状況を継続して記載している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「消費財を中心とした物価高という下振れ要因はあったものの」
物価高が国内経済の下振れ要因となる状況を引き続き記載している。 - FY2023再掲有価証券報告書
「エネルギー価格の上昇や日米金利差の拡大を受けた円安による物価上昇圧力の高まりが消費者マインドを悪化させ、また原材料コストの増加が製造業の景況感を下押ししました。」
エネルギー価格上昇、円安、物価上昇、消費者マインド悪化及び原材料コスト増加が国内経済の下押し要因として継続記載されている。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「国内経済においては、供給制約の緩和と経済活動の正常化により内需を中心に持ち直しの傾向にありましたが、エネルギー価格の上昇や日米金利差の拡大を受けた円安による物価上昇圧力の高まりが消費者マインドを悪化させ、消費回復を抑制することになりました。また、原材料コストの増加が製造業の景況感を下押ししました。」
エネルギー価格上昇・円安による物価上昇と消費者マインド悪化が続く中、原材料コスト増加が製造業の景況感を下押しする影響も明示されている。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「一方、エネルギー価格の上昇や日米金利差の拡大を受けた円安による物価上昇圧力の高まりが消費者マインドを悪化させ、実質購買力の低下により消費回復が抑制されました。」
エネルギー価格上昇と円安による物価上昇が消費者マインドを悪化させ、実質購買力の低下を通じて消費回復を抑制している状況を継続して記載している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「国内経済においては、まん延防止等重点措置が全面解除された3月下旬以降、対面型サービスなどの需要は回復しましたが、ウクライナ情勢の悪化によるエネルギー価格の上昇や日米金利差拡大を受けた急速な円安により物価が上昇したことで消費者マインドは悪化し、実質購買力の低下が感染収束後の消費回復のブレーキとなりました。」
資源高・円安による物価上昇と消費者マインド悪化について、実質購買力の低下が消費回復を阻害する影響まで具体化している。 - FY2022-Q3初出有価証券報告書
「一方で、感染第6波への警戒感や資源高・円安を背景にした物価上昇で消費者マインドが悪化したことなどにより、勢いに欠けた成長になると見られています。」
資源高・円安を背景とする物価上昇と消費者マインドの悪化を、国内経済の成長を抑える要因として初めて独立したテーマに整理した。