タイムレス買収に伴うのれんの減損リスク
FY2021に初出。9回の記載のうち6回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2024-Q1。直近の記載はFY2026-H1。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。89社中36社が悪化側に。
- FY2026-H1悪化有価証券報告書
「株式会社DelightZの子会社化に伴うのれんの増加2,381百万円がある一方、償却に伴うのれんの減少610百万円等によるものであります。」
DelightZ社の子会社化に伴いのれんが2,381百万円増加し、将来の超過収益力を前提とする買収関連の減損リスクの対象が拡大した。 - FY2024悪化有価証券報告書
「当連結会計年度末の連結財務諸表に計上した金額 のれん 16,182,909 顧客関連資産 756,294 上記のうち、株式会社むすびに関するのれんは3,888,827千円(総資産に占める割合8.3%)、レクストホールディングス株式会社に関するのれんは9,073,540千円(総資産に占める割合19.5%)であります。」
むすび社・レクストHD社の買収により、将来の超過収益力を前提とするのれんが大幅に増加した。期末時点で減損の兆候はないと判断しているが、事業計画や経営環境の変化による影響可能性は継続している。 - FY2024-H1悪化有価証券報告書
「これは主に、株式会社むすびの株式取得等によるのれんの増加3,819百万円、株式会社むすびの連結子会社化及び新店舗開設による有形固定資産の増加344百万円、投資その他資産のその他の増加286百万円、自社システムの開発等による無形固定資産のその他の増加231百万円によるものであります。」
むすび社の株式取得に伴いのれんが3,819百万円増加し、買収後の超過収益力を前提とする減損リスクの対象が拡大した。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「(1) 発生したのれんの金額 4,068,311千円 (2) 発生原因 主として今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力から発生したものであります。 (3) 償却方法及び償却期間 その効果が発現すると見積もられる期間(17年間)にわたり均等償却することとしております。」
むすび社の完全子会社化に伴い4,068,311千円ののれんを計上し、将来の超過収益力を前提とする減損リスクの対象が拡大した。 - FY2023再掲有価証券報告書
「また、当連結会計年度の連結貸借対照表に計上されているのれんには、株式会社タイムレス、株式会社フォーナイン及び株式会社日創の取得に伴い発生したものを含んでいます。」
買収に伴うのれんの減損リスクを継続して記載し、対象をタイムレス、フォーナインに加えて日創にも広げた。期末時点では減損の兆候は認められないと説明している。 - FY2022再掲有価証券報告書
「当社グループは、当連結会計年度末において企業結合時に見込んだ超過収益力が減少していないことなどから、当該のれん及び顧客関連資産を含む資産グループには減損の兆候は認められないと判断しております。将来キャッシュ・フローは取締役会で承認された事業計画を基礎としておりますが、事業計画策定上の仮定について、将来の経営環境の変動や取引先との関係の変化等により見直しが必要になり、企業結合時に見込んだ超過収益力が減少した場合には、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があります。」
タイムレス等の買収に伴うのれんについて、当期末に減損の兆候はないとしつつ、事業計画や超過収益力の低下による影響可能性を継続している。 - FY2021初出有価証券報告書
「当連結会計年度の連結貸借対照表に計上されているのれんは、株式会社タイムレスの買収に伴い発生したものであります。のれん1,623,245千円(総資産に占める割合15.8%)について、将来の経営環境の変動等により事業計画の見直しが必要になり、企業結合時に見込んだ超過収益力が減少した場合には、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があります。」
タイムレス買収に伴うのれんを重要な会計上の見積りとして初めて独立して示し、現時点では減損の兆候はないとしつつ、事業計画や超過収益力の低下による減損可能性を記載した。