商品の長期滞留・評価減による業績影響リスク
FY2022-Q3に初出。12回の記載のうち6回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2023-Q2。直近の記載はFY2026。
タカショーがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。40社中22社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに15社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「期末棚卸高は収益性の低下に伴う簿価切り下げ後の金額であり、次の棚卸資産評価損が売上原価に含まれております。142,043千円 162,095千円」
棚卸資産評価損は前年の142,043千円から162,095千円へ増加し、在庫評価減の実績影響が拡大した。 - FY2026-H1対処有価証券報告書
「商品及び製品が4,249,738千円(前連結会計年度末に比べ419,966千円減)」
商品及び製品の残高が前年度末から419,966千円減少し、在庫滞留・評価減リスクのエクスポージャーが縮小した。 - FY2025対処有価証券報告書
「期末棚卸高は収益性の低下に伴う簿価切り下げ後の金額であり、次の棚卸資産評価損が売上原価に含まれております。142,043千円」
棚卸資産評価損は244,762千円から142,043千円へ減少し、商品及び製品残高も4,995,045千円から4,669,704千円へ減少した。評価減・滞留在庫の実績影響は前年度より縮小した。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「一部の在庫評価減や地金の高騰、急激な円安の影響を受け売上原価が増加したことから」
一部在庫の評価減が実際に発生し、売上原価増加および利益率低下の要因となった。 - FY2025-Q1顕在化有価証券報告書
「また、為替変動(円安)や一部、在庫の評価減により売上総利益率が減少しています。」
一部在庫の評価減が実際に発生し、売上総利益率の減少要因となった。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「海外販売子会社において、海上運賃が高騰した時期に仕入を行った原価の高い在庫及び滞留在庫を販売可能価格まで引き下げ、98百万円の在庫評価減を計上した」
高原価在庫・滞留在庫について販売可能価格までの引下げと98百万円の評価減が実施され、在庫滞留・評価減リスクの実績影響が具体化した。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「商品及び製品 4,964,609 5,237,728」
商品及び製品の残高が前連結会計年度末の4,964,609千円から5,237,728千円へ増加し、在庫滞留・評価減リスクのエクスポージャーが拡大した。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「特に海外においては原材料・エネルギー高騰の影響からの買い控えや、取引先の店舗における在庫過多による在庫調整が継続していることから棚卸資産が増加した結果、17,475,008千円(前連結会計年度末と比べ2,091,032千円増)となりました。」
買い控えと取引先の在庫調整の継続により棚卸資産が前年度末比2,091,032千円増加し、在庫滞留・評価減リスクのエクスポージャーが拡大した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結会計期間末における総資産は26,082,826千円(前連結会計年度末と比べ2,416,831千円増)となりました。流動資産においては、世界的な原材料・エネルギー高騰の影響を受け、一部でガーデニング関連商品の買い控え等により需要が減少したことで棚卸資産が増加した結果、17,625,623千円(前連結会計年度末と比べ1,705,210千円増)となりました。」
原材料・エネルギー価格高騰による買い控えと需要減少により棚卸資産が前年度末比1,705,210千円増加し、長期滞留・評価減リスクのエクスポージャーが拡大した。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「流動資産においては、戸建て住宅の新築やリフォーム分野でのリビングガーデン製品の販売が好調なことから売上債権が増加したことや、世界的な原材料・エネルギー価格高騰の影響を受け、一部でガーデニング関連商品の買い控え等により棚卸資産が増加した結果、17,755,967千円(前連結会計年度末と比べ1,835,555千円増)となりました。」
原材料・エネルギー価格高騰による買い控えにより棚卸資産が増加し、流動資産は前年度末比1,835,555千円増となった。長期滞留や評価減そのものは本 filing では記載されていない。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度 131,078 千円」
たな卸資産評価損が当年度に131,078千円計上され、商品在庫の評価減リスクが実際の費用として現れた。 - FY2022-Q3初出有価証券報告書
「季節商品や主要規格外商品の売れ残りなどを適切に処理し売り切ることが課題であります。そのため、生産および仕入量の決定に際しては、過去実績分析を行うなど販売予測の精度向上に努めております。売上高は天候の変化等に影響を受けるため、売上高が予想を下回り当社グループの販売力で吸収できない場合は適正水準を維持できない可能性があり、その場合、社内規程に基づき商品在庫の評価減を実施しておりますが、予想を上回る急激な販売減少が生じた場合、商品在庫の長期滞留や評価減が発生し、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。」
多種多様な在庫について、季節商品や規格外商品の売れ残り、長期滞留、評価減が業績に影響するリスクを独立して開示している。過去実績分析による販売予測精度向上も対応策として記載している。