原材料・部品価格上昇の転嫁不足
FY2016に初出。7回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022-Q3。直近の記載はFY2023-Q3。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。167社中121社が悪化側に。
- FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「また、わが国経済においても、急激な為替変動に伴う物価上昇、半導体の供給不足による生産調整、人手不足による物流コスト上昇等により、景気の先行きについては依然として見通しづらく、将来予測は困難な状況と言えます。」
原材料・部品価格上昇や供給制約に関するリスクについて、急激な為替変動による物価上昇、半導体不足による顧客の生産調整、人手不足による物流コスト上昇が引き続き経営環境上の影響要因として記載されている。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染防止活動とワクチン接種及び行動規制の緩和が進んだことで景気回復の動きが見られましたが、一方で地政学リスクの高まりによるエネルギー資源の高騰、インフレ加速に対する各国金融政策等、景気悪化の懸念がぬぐい切れない不透明な状況が続いております。また、わが国経済においても、急激な円安進行に伴う物価上昇、人手不足による物流コスト上昇等により、景気の先行きについては依然として見通しづらく、将来予測は困難な状況と言えます。」
原材料・部品価格上昇に関するリスクに関連して、エネルギー資源高騰、インフレ、円安による物価上昇、人手不足による物流コスト上昇が経営環境上の要因として明示されている。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「原材料価格の高騰、半導体の供給不足、ウクライナ情勢悪化の長期化等の下振れリスクも顕在化しました。」
鉄鋼等の原材料高騰や半導体不足を含む従来の供給・価格上昇リスクが引き続き顕在化しているが、前 filing からの新たな悪化は記載されていない。 - FY2022悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、変異株による数次の再拡大により経済活動に影響をあたえ続けており、鉄鋼をはじめとした原材料高騰や半導体不足、コンテナ不足による物流混乱、ウクライナ情勢悪化等の下振れリスクも顕在化しました。」
従来の原材料価格上昇・転嫁不足リスクに加え、鉄鋼価格の高騰、半導体不足、コンテナ不足による物流混乱が実際の経営環境上の下振れ要因として明示されている。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「一方、足元では変異株の拡大や原油及び原材料価格の上昇により、先行きが不透明な状況が続いております。」
原材料価格上昇による従来の転嫁不足リスクに関連して、原油・原材料価格の上昇が足元の不透明要因として明示されている。 - FY2017再掲有価証券報告書
「調達する原材料等は国際商品市況の影響を大きく受け、原材料等の価格上昇を当社の販売価格に十分に反映出来ない場合、…業績に大きな影響を与える可能性があります。」
原材料・部品価格の上昇と販売価格への転嫁不足を引き続きリスクとしている。 - FY2016初出有価証券報告書
「調達する原材料等は国際商品市況の影響を大きく受け、原材料等の価格上昇を当社の販売価格に十分に反映出来ない場合、あるいは、販売価格引下げを原材料および構成部品価格に十分に反映出来ない場合、業績に大きな影響を与える可能性があります。」
国際商品市況による調達価格変動と、販売価格への転嫁不足をリスクとしている。