電子部品の調達長期化・通関政策による供給リスク
FY2021に初出。9回の記載のうち4回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
三社電機製作所がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。163社中103社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに54社。
- FY2026再掲有価証券報告書
「主要部品に関する代替調達先の検討や、複数の仕入先の選定、国内外における新たな調達先の開拓を継続的に進めております。」
部品調達リードタイム、通関政策、輸送遅延・コストなどの供給リスクと、代替調達先・複数仕入先・先行手配による対策を再確認している。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「生産面では部品不足の状況が解消に向かいつつありますが、原材料調達のリードタイム短縮には至っておらず、」
部品不足には解消の兆しがあるものの、原材料調達のリードタイムは短縮しておらず、調達難・生産遅延の課題が継続している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「加えて、テロや地域紛争、国際関係の悪化による治安、情勢不安などによる運航リスク、原油価格の高騰などによる輸送コストの上昇、コンテナ需給の逼迫による輸送遅延や輸送コストの上昇などのリスクがあります。」
従来の電子部品等の調達リードタイム長期化に加え、地政学的要因、運航、輸送遅延・輸送コストのリスクを明示した。主要部品の代替調達先の検討を進めているが、調達困難が長期化した場合の影響も記載している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「一方、生産面では原材料(半導体、電子部品、樹脂成型品等)の調達難が継続していることから生産が遅延するという課題が継続しています。」
半導体、電子部品、樹脂成型品等の調達難と生産遅延が引き続き発生している。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「一方で、原材料(半導体、電子部品、樹脂成型品等)の調達難が継続していることから生産が遅延するという課題が継続しています。」
半導体、電子部品、樹脂成型品等の調達難と、それに伴う生産遅延が引き続き発生している。前年度からの調達長期化リスクが継続していることを再確認している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「生産面において当連結会計年度中盤から半導体や電子部品などの調達リードタイムが長期化し、この状況は未だ改善には至っておりません。」
調達リードタイムの長期化が年度を通じて改善せず、調達コスト上昇や生産遅延として業績に影響している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「しかし、第2四半期連結累計期間の終盤から半導体や電子部品などの調達リードタイムが長期化し、当第3四半期連結累計期間からはその傾向がさらに深刻なものとなり、改善の兆しが見えず多くの製品において生産遅延が発生いたしました。」
半導体・電子部品の調達リードタイム長期化がさらに深刻化し、多くの製品で生産遅延が発生した。前四半期に続き、調達リスクの影響が拡大している。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「また、当事業においては、半導体・電子部品などの部品調達リードタイムの長期化から生産面での遅延が発生し、約2億円の販売が下期に延期されました。」
電子部品等の調達リードタイム長期化が生産遅延として実際に発生し、約2億円の販売が下期へ延期された。調達長期化リスクが定量的な売上延期に結び付いている。 - FY2021初出有価証券報告書
「5G関連や車載の部品などの需要増加から電子部品の調達のリードタイムが長期化し、適時に調達ができなくなる可能性があります。また、一部の部材については、海外からの調達もありますが、各国の通関の政策次第で調達できなくなる可能性もあります。」
5G・車載部品の需要増加による調達リードタイム長期化と、海外部材の通関政策による調達不能を新たな供給リスクとして記載している。