アマノグループは、時間情報システム事業と環境関連システム事業の2部門を柱として、国内外で「時間情報システム」「環境関連システム」の製造・販売・サービス提供を展開しています。主力は就業情報システム・給与計算システム等の情報システム機器、就業・時間管理機器、駐車場運営・管理を含むパーキングシステム機器、集塵機・空気輸送・排気ガス処理等の環境関連機器および清掃機器・ロボットによるクリーンシステム分野です。米国・欧州・アジアを中心に現地法人・現地拠点を活用したグローバル展開を進め、グループ全体としては37社の連結子会社・関連会社(2026年3月31日現在)と持分法適用関連会社1社を含みます。
事業の成長戦略として、中長期経営計画「第10次中期経営計画(2026年4月~2029年3月)」(以後「第10次計画」)を策定。同計画では「100年企業(2031年)への5th Stage」を経営コンセプトとし、ソフト系資産・データ基盤・IoT・AIプラットフォームへ戦略的投資を強化してデータとAIを核にした事業構造へ転換することを目指します。成長ドライバー3本柱(情報システム、パーキングシステム、クリーンシステム)とOneによる業績拡大を推進します。成長ドライバーは継続実施として扱い、海外未展開地域の開拓も推進します。
- 2027年3月期~2029年3月期の数値計画(単位百万円、前年比表示)
- 売上高: 184,000(前年比4.3%) → 192,000(同4.3%) → 200,000(同4.2%)
- 営業利益: 24,000(同6.4%) → 26,000(同8.3%) → 28,000(同7.7%)
- 営業利益率: 13.0% → 13.5% → 14.0%
- 第10次計画の最終年度目標(2029年3月期): 売上高2,000億円、営業利益280億円、営業利益率14%、ROE14%超を目指す
- 現状の事業別要約:
- 時間情報システム事業: 売上高136,925百万円、前年同期比0.8%増。情報システム(41,631百万円、4.2%増)、時間管理機器(2,251百万円、7.6%減)、パーキングシステム(93,042百万円、0.4%減)。国内は新紙幣対応の反動減が影響。海外は北米で新製品効果により黒字化・増収、欧州はフランスが増収増益、香港は為替影響で減収傾向、韓国は需要回復。
- 環境関連システム事業: 売上高39,541百万円、33百万円減少。環境システム25,557百万円、クリーンシステム13,983百万円。国内は大型システム中心の推移、海外は減収傾向。
- サステナビリティ・人的資本施策の要点
- ガバナンス: サステナビリティ委員会を設置(代表取締役会長が委員長)、環境マネジメント/人権・SCM・開示部会を設置。年1回以上の報告・評価を実施。
- 人材戦略: 自律型人材の育成、リスキリング、VR/AI等を活用した事業変化対応力の強化。健康経営、ダイバーシティ推進、ワークライフバランス、労働安全衛生、健康経営優良法人2025<大規模法人部門>認定、エンゲージメント調査の実施、コンプライアンス強化。
- KPI指標と目標: 環境負荷低減・地球環境保全の数値目標として2030年46%削減、2050年カーボンニュートラル達成、女性管理職比率6%(2029年3月まで)、女性従業員の管理職比率10%(2029年3月まで)、男性育児休暇取得率70%(2029年3月まで)などを掲げる。