国内設備投資の横ばいと大型能力増強投資の停滞
FY2017-Q1に初出。31回の記載のうち4回が「再掲」。直近の記載はFY2026-H1。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。8社中6社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに0社。
- FY2026-H1生成AI投資の活況と非最先端半導体需要低迷の併存有価証券報告書
「当社の主力市場である電子産業分野においては、生成AI(人工知能)関連の最先端半導体の需要拡大が続き、AI関連の設備投資が活発に推移しております。一方で、EV(電気自動車)の成長減速などにより、パワー半導体など最先端以外の半導体は需要低迷が続いております。」
生成AI関連の最先端半導体投資は活発である一方、EV成長減速を背景にパワー半導体など最先端以外の需要低迷が続くという市場内の温度差を記載している。 - FY2025-H1生成AI・メモリー需要を背景とする半導体投資の好調継続有価証券報告書
「当社の主力市場である電子産業分野においては、生成AI(人工知能)関連の半導体需要増加を受け、最先端半導体の設備投資が拡大したほか、データセンター向けを中心にメモリーの需要も増加するなど、全体として好調な状況が継続いたしました。」
従来記載されていたメモリー市況停滞や投資低迷に対し、生成AI関連の最先端半導体投資とデータセンター向けメモリー需要の増加を背景に、電子産業全体が好調と記載している。 - FY2024AI・EV等を背景とする半導体投資の高水準有価証券報告書
「当社グループの主力市場である電子産業分野においても、AI(人工知能)などに向けた最先端半導体の投資に加え、EV(電気自動車)などに向けたパワー半導体や車載用半導体、シリコンウェハーなど半導体材料に対する設備投資が高い水準で推移いたしました。」
半導体メモリ市況の停滞リスクが残る一方、最先端半導体、パワー半導体、車載用半導体、シリコンウェハー等の投資が高水準と記載している。 - FY2024-Q3生成AI・電気自動車向け需要期待と大型投資計画の併存有価証券報告書
「当社グループの主力市場である電子産業分野において、スマートフォンなどに向けた半導体メモリなどの市況では停滞がみられたものの、生成AIや電気自動車などの分野に向けた半導体需要拡大への期待や、世界的な半導体サプライチェーン再構築の動きなどを背景に、各国・地域で複数の大型投資が計画されるなど設備投資については活溌な状況が続いております。」
半導体メモリ市況の停滞が続く一方、生成AI・電気自動車向け需要への期待とサプライチェーン再構築を背景に、各国・地域で複数の大型投資が計画されていると記載している。 - FY2024-Q2半導体市況低調と大型設備投資期待の併存有価証券報告書
「主力市場である電子産業分野において、足元ではメモリなどを中心に半導体市況が低調に推移しているものの、設備投資に関しては、世界的なサプライチェーン再構築の動きや長期的な半導体需要拡大の見通しなどから、複数の大型投資が計画されるなど高い水準での推移が期待されている状況です。」
半導体市況は低調である一方、サプライチェーン再構築と長期需要拡大を背景に複数の大型投資が計画され、高水準の設備投資が期待される状況へ変化している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「当社の主力市場である電子産業分野においては、スマートフォンやパソコンなどの販売低迷を背景にメモリーなど半導体の需要が悪化し、設備投資や工場稼働率が落ち込むなど市場環境は厳しい局面が続いております。」
半導体需要の悪化に加え、設備投資と工場稼働率の落ち込みが記載され、電子産業の市場環境が厳しい局面にあると明示されている。 - FY2023-Q3対中半導体規制と市場内の二極化有価証券報告書
「当社グループの主力市場である電子産業分野において、スマートフォンやパソコンなどの需要減少によってメモリを中心に半導体市況が悪化したことに加え、米国による対中半導体規制をめぐる影響などによって一部の顧客で減産や設備投資を縮小・延期する動きが見られた一方、台湾などにおける先端半導体向けの大型投資や、国内外でシリコンウェハーや車載・パワー半導体などの設備投資には引き続き活発な動きが見られました。」
メモリ市況の悪化と一部顧客の減産・投資縮小・延期が続く一方、先端半導体、シリコンウェハー、車載・パワー半導体への投資は活発であり、電子産業内の二極化が対中半導体規制の影響を含む形で記載されている。 - FY2023-Q2メモリ市況悪化と先端・ウェハー・レガシー半導体投資の高水準が併存有価証券報告書
「主力市場である電子産業分野において、スマートフォンやパソコンなどの需要減を背景に半導体メモリ市況が悪化し、一部の顧客では生産・投資を縮小する動きがみられておりますが、微細化競争の進む最先端分野での投資や、ウェハーやレガシー半導体などへの投資は引き続き高い水準で推移しております。」
半導体メモリ市況の悪化と一部顧客の生産・投資縮小が生じる一方、最先端、ウェハー、レガシー半導体への投資は高水準と記載している。 - FY2023-Q1電子投資高水準と市況懸念、一般産業投資の回復有価証券報告書
「当社グループの主力市場である電子産業分野においては、足元の設備投資や生産水準は引き続き高いレベルで推移しているものの、スマートフォンやパソコンなどの需要減速や半導体メモリ価格の下落など市況の先行きが懸念される動きもみられております。一方で一般産業分野や、電力・上下水など社会インフラ分野は国内におけるメンテナンスなどソリューション事業を中心に堅調に推移しつつ、コロナ禍によって停滞が見られていた設備投資についても徐々に回復の動きがみられております。」
電子産業では設備投資・生産が高水準である一方、需要減速やメモリ価格下落が懸念され、一般産業・社会インフラでは設備投資の回復が記載されている。 - FY2022半導体大型投資の活況と一般産業大型投資の減少有価証券報告書
「主力市場である電子産業分野は、半導体の供給不足や地政学上のリスクなどへの対応も踏まえた世界的なサプライチェーン再構築の動きによって、各国で大型の半導体関連の設備投資が相次ぐなど活発な状況が続いております。一方で、一般産業分野や機能商品事業については、医薬品製造用の水処理設備や医療・検査機関向けの小型純水装置など成長が期待できる分野もありますが、全体的には経済の減速によって生産や投資の水準が落ち込む可能性があります。」
半導体関連では世界各国の大型投資が活発化する一方、一般産業・機能商品では経済減速による生産・投資水準の低下可能性を併記している。 - FY2022-Q3半導体大型投資継続と一般産業の投資抑制・回復有価証券報告書
「主力市場である電子産業分野において、国内や台湾で大型半導体工場の水処理設備を受注したことに加え、中国でも車載やパワー半導体などの投資が活発に推移し、新たに米国においても大規模な半導体プロジェクトの受注に成功するなど、半導体関連の案件を中心に国内外で活況が続いております。また、一般産業分野、電力・上下水分野においても設備の改造・更新案件やメンテナンス対応など国内市場を中心に堅調な推移が続いております。」
半導体関連では国内・台湾・中国に加え米国でも大型投資・案件が進展した。一般産業、電力・上下水では大型新設投資よりも改造・更新・メンテナンスを中心に堅調と記載している。 - FY2022-Q2半導体投資活発化と一般産業の大型投資減少が併存有価証券報告書
「また、一般産業分野、電力・上下水分野においてもメンテナンスや設備改造など国内のソリューション事業を中心に堅調な推移が見られました。」
電子産業では国内・台湾・中国の半導体関連投資が活発に推移する一方、一般産業では大型設備投資が減少し、メンテナンス・設備改造を中心とする国内ソリューション事業が堅調と記載している。 - FY2022-Q1半導体供給不足下の電子投資高水準と一般産業投資抑制有価証券報告書
「当連結会計年度の第1四半期(2021年4-6月)におきましては、当社グループの主力市場である電子産業分野において、半導体の供給不足が世界的に深刻化する中、米中摩擦などを背景として半導体の自国生産に向けたサプライチェーンの再構築が進むなど生産・投資とも高い水準での動きが見られました。一方、一般産業分野ではメンテナンスや機能商品の販売では前年同期に比べ回復が見られたものの、大型の設備投資については抑制・延期される傾向が続いております。また、電力・上下水分野は概ね堅調に推移しております。」
電子産業の生産・投資は半導体供給不足下でも高水準で推移した一方、一般産業の大型設備投資は抑制・延期が続き、電力・上下水分野は概ね堅調と記載している。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「電子産業分野においてテレワーク等の拡大や5G通信の本格化など半導体需要が高まる中、米国・中国による半導体摩擦の激化の影響もみられたものの、生産・投資については国内外とも高い水準で推移いたしました。一方、一般産業分野ではコロナ禍の影響で設備投資を抑制・延期する傾向が続き、電力・上下水分野については概ね前期並の水準で推移しており、大きな影響は生じておりません。」
電子産業の生産・投資は高水準である一方、一般産業では設備投資の抑制・延期が続き、電力・上下水分野は概ね前期並という分野別の差が継続している。 - FY2021-Q2電子産業投資の堅調と一般産業投資抑制の継続有価証券報告書
「電子産業分野においてテレワークの拡大や5G通信の本格化などによる半導体需要の高まりを背景に生産・投資の堅調な動きがみられ、台湾では先端半導体向けの大型投資が続くなど好調な推移が続いておりましたが、米国・中国による半導体摩擦の激化によって先行きの不透明感が強くなっております。また、一般産業分野では一部持ち直しの動きもみられているものの全般的には設備投資を抑制・延期する傾向が続いており、自動車や外食などの分野では水処理薬品やフィルター、食品加工材など機能商品の販売にも影響が出ております。」
電子産業では台湾を中心に投資が堅調に推移する一方、一般産業では設備投資の抑制・延期が続き、機能商品の販売にも影響が出ている。 - FY2021-Q1電子産業投資の堅調と一般産業・電力投資抑制の併存有価証券報告書
「電子産業分野ではテレワークの拡大などを背景に半導体関連の需要が底堅く推移し、特に台湾では先端半導体向けの積極投資が続くなど、設備投資・生産水準とも堅調に推移しております。一方、一般産業分野では全般的に設備投資を抑制・延期する動きがみられており、特に影響の大きい自動車や外食などの業種においては機能商品の販売にも影響がみられました。また、電力・上下水分野では電力関連の設備投資や規模の大きなメンテナンス等を抑制する動きがみられたものの、上下水関連では大きな影響は生じておりません。」
電子産業、一般産業、電力・上下水で設備投資の動向が分かれた。台湾の先端半導体投資は堅調な一方、一般産業の投資抑制・延期と電力関連投資・大型メンテナンスの抑制が記載されている。 - FY2020メモリー投資抑制と国内・台湾大型投資の併存有価証券報告書
「電子産業分野においてメモリー投資の抑制が続いたものの、生産水準は高いレベルで推移し、加えて下期以降、国内・台湾を中心に半導体関連の大規模な設備投資が続くなど想定以上に活発な動きが続きました。」
メモリー投資の抑制が続く一方、国内・台湾では半導体の大規模投資が想定以上に活発となり、分野・地域による温度差が続いている。 - FY2020-Q3半導体分野別の設備投資の温度差有価証券報告書
「当社グループの主要市場である電子産業分野の生産・設備投資動向につきましては、データセンター投資の落ち込みなどを背景にメモリー半導体の設備投資が停滞する中、演算用のロジック半導体や画像処理向けの半導体などの分野では積極的な設備投資が見られるなど、分野によって温度差がある状況で推移しております。」
電子産業の設備投資は一様ではなく、メモリー半導体では停滞する一方、ロジック半導体・画像処理向け半導体では積極投資が見られると記載している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「国内における一般産業分野の生産活動・設備投資には底堅い動きが見られるものの、電子産業分野の大型設備投資については、スマートフォンやデータセンター需要の停滞などを背景とした市況の悪化に加え、米中の貿易戦争など先行きに対する不透明感から投資に対する慎重な姿勢が強まっており、国内外において前年まで活発に推移してきた設備投資が大きく減速しております。」
一般産業分野の国内投資は底堅い一方、電子産業分野では需要停滞、市況悪化、米中貿易戦争を背景に大型設備投資への慎重姿勢が強まり、国内外の設備投資が大きく減速したと記載している。 - FY2020-Q1国内投資は底堅いが半導体大型投資は慎重化有価証券報告書
「国内を中心に足元での生産活動や設備投資には底堅い動きが見られるものの、電子産業分野においては米中貿易摩擦の問題や、スマートフォン需要の停滞、メモリ・液晶パネル市況の悪化などを背景に先行きに対しての厳しい見方が広がっており、半導体関連の大規模な設備投資に対する慎重な動きがみられました。」
国内全体の生産活動・設備投資は底堅い一方、電子産業では市況悪化等を背景に半導体関連の大規模投資が慎重化した。 - FY2019-Q3電子産業投資の高水準と一部計画見直しの併存有価証券報告書
「当社グループを取り巻く事業環境につきましては、スマートフォン需要の落ち込みやデータセンター向け投資の鈍化等の影響で、半導体関連の在庫調整や一部の設備投資計画に見直しなどの動きが見られ、先行きに対する慎重な見方が広がりつつあるものの、足下においては電子産業・一般産業分野の設備投資・生産活動は引き続き高い水準で推移するなど堅調な状況が続いております。」
電子・一般産業の設備投資は高水準を維持している一方、スマートフォン需要の落ち込み、データセンター投資の鈍化、半導体在庫調整、設備投資計画の見直しが新たに併記されている。 - FY2019-Q2電子産業投資の活況と電力・上下水分野の低調が併存有価証券報告書
「当社グループを取り巻く事業環境は、電力・上下水分野において低調な推移が続いているものの、電子産業分野ではIoTなどデータ利用の高度化に向けた半導体やセンサー等の電子部品の旺盛な需要を背景に活発な生産活動・設備投資が続いており、一般産業分野においても企業の生産活動が堅調に推移する中、設備投資も回復が続いているなど足下の状況は好調に推移しているものの、上述の世界経済の下振れリスクや電子産業分野におけるメモリ価格の下落などの不透明感が強まっており、先行きの動向には慎重な見方をせざるを得ない状況です。」
電力・上下水分野の低調は続く一方、電子産業の設備投資は活発、一般産業の設備投資も回復していると記載している。活況と先行き不透明感が併存する状況に変化している。 - FY2019-Q1電子・一般産業の設備投資活発化有価証券報告書
「当社グループを取り巻く事業環境は、電力・上下水分野において勢いを欠く状況が続いているものの、電子産業分野では旺盛なメモリ需要を背景に、中国・台湾・日本で半導体や電子材料関連の大型の設備投資計画が相次いでおり、一般産業分野においても企業の生産活動の堅調な推移に加え、省力化などを目的とした設備投資が高い水準で計画されるなど、足下の状況は引き続き活発に推移しております。」
従来から活発だった電子産業投資について、中国に加え台湾・日本でも大型計画が相次ぎ、一般産業でも省力化投資が高水準で計画されていると記載している。一方、電力・上下水分野は低調としている。 - FY2018電子産業投資の活発化と電力・上下水分野の低調有価証券報告書
「特に電子産業分野においては、好調なIoT投資やデータセンターなどに向けた半導体・電子部品等の需要拡大を背景に、国内及び中国で大規模な設備投資が相次ぐなど、引き続き活発な状況で推移しております。」
従来の国内大型能力増強投資の低調という一般的な記載に対し、電子産業では国内・中国の大規模投資が活発化している。一方、電力・上下水分野や東南アジアでは勢いを欠く状況が残っている。 - FY2018-Q3台湾でも大型設備投資計画が立ち上がり電子産業投資が拡大有価証券報告書
「一方、電子産業分野においては国内及び中国で半導体関連の大規模な設備投資計画が続いており、やや一服感のあった台湾でも大型の設備投資計画が立ち上がるなど活発な状況で推移しております。」
国内・中国の半導体関連大型投資が続くほか、台湾でも大型設備投資計画が立ち上がったと記載している。 - FY2018-Q2電子産業の設備投資活発化と大型計画進行有価証券報告書
「一方で国内外の電子産業分野における設備投資は活発に推移しており、台湾では若干の停滞が見られるものの、半導体の国産化政策を背景に積極的な設備投資が続く中国とともに、国内でも半導体・ウェハー等の大規模な設備投資計画が相次いで進行しております。」
従来の国内大型能力増強投資の低調という記載に対し、電子産業では中国・国内の半導体関連投資が活発化し、大規模計画が進行していると記載している。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「当社グループを取り巻く事業環境は、国内の設備投資は、老朽化設備の更新や合理化・省力化投資等は上向きつつあるものの、新設や増設等の能力増強に向けた大型投資は勢いを欠く状況にあります。」
老朽化設備の更新・合理化投資は上向きつつある一方、新設・増設など能力増強向け大型投資は低調という状況を継続して記載している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「設備投資については新設や増設等の能力増強に向けた大型投資は勢いを欠いたものの、既存設備の維持・更新に係る投資は緩やかに増加しました。」
既存設備の維持・更新投資は増加する一方、新設・増設など能力増強向け大型投資は低調という状況を継続して記載している。 - FY2017-Q3維持・更新投資は上向き、大型投資は低調有価証券報告書
「当社グループを取り巻く事業環境は、国内では生産活動の回復に伴い維持・更新に係る設備投資を中心に上向きつつある一方で、新設や増設等の能力増強に向けた大型投資は勢いを欠く状況にあります。」
国内の維持・更新投資は上向きつつあるが、新設・増設など能力増強向けの大型投資は引き続き低調としている。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「電子産業分野では中国で設備投資拡大が続くなか国内では一部を除き新規投資に慎重であり、国内電力分野では原子力発電所の再稼働が依然不透明な状況です。産業全般でも維持・更新に係る投資が中心となっており、増設等の能力増強に係る大型投資の動きは勢いを欠いています。」
国内の新規投資や大型能力増強投資の弱さを継続して記載している。 - FY2017-Q1初出有価証券報告書
「電子産業分野では中国で設備投資の拡大が続くものの国内では横ばい状態にあり、産業全般でも維持・更新に係る投資が中心となっており、増設等の能力増強に係る大型投資の動きは勢いを欠いています。」
国内の設備投資需要と大型能力増強投資の弱さを、事業環境上の制約として記載している。