経常損益2期連続赤字による財務制限条項抵触リスク
FY2016に初出。8回の記載のうち3回が「再掲」。直近の記載はFY2019。
ナガオカがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より6年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。54社中8社が悪化側に。
直近の記載が「削除」なのは、ほかに8社。
- FY2019削除有価証券報告書
「前連結会計年度は取引銀行1行と相対型コミットメントライン契約を締結していました。なお、当該契約については、2019年2月12日付で解約しています。」
従来のコミットメントライン契約が2019年2月12日付で解約され、同契約に付されていた経常損益等の財務制限条項は当連結会計年度末には残高・契約ともに記載されていない。 - FY2018再定義有価証券報告書
「当連結会計年度(平成30年6月30日)① 平成30年6月期以降の決算期の末日における連結の貸借対照表における純資産の部の金額を前年同期比75%以上に維持すること。② 平成30年6月期以降の決算期の末日における連結の損益計算書に示される経常損益を損失とならないようにすること。」
従来の単体経常損益2期連続赤字条項から、連結純資産の前年同期比75%以上維持と連結経常損益の黒字維持を求める条項へ契約条件が変更されている。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「なお、当該契約に付された財務制限条項の内容並びに請求失期権を放棄する旨の同意を得ている状況について、変更はありません。」
期限延長を行ったシンジケーション方式契約の財務制限条項と請求失期権放棄の同意状況に変更がないと記載している。 - FY2018-Q1再定義有価証券報告書
「上記契約の期限延長に参加しなかった金融機関とは、新たに相対型コミットメントライン契約を締結しており、当該契約には、以下の財務制限条項が付されています。② 本契約締結日以降の事業年度における単体の損益計算書に示される経常損益を損失とならないようにすること。」
従来の契約の財務制限条項は変更されていない一方、期限延長に参加しなかった金融機関との新たな相対型契約では、単体経常損益を各事業年度で損失としない条項が付された。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「さらに、前連結会計年度に引き続き、当連結会計年度においても経常損失を計上する見通しとなったことにより、今後、当社が取引金融機関との間で締結しているコミットメントライン契約の財務制限条項に抵触する可能性があります。」
経常損失が2期連続となる見通しと財務制限条項への抵触可能性を引き続き記載している。 - FY2017-Q2悪化有価証券報告書
「前連結会計年度に引き続き、当連結会計年度においても経常損失を計上する見通しとなったことにより、今後、当社が取引金融機関との間で締結しているコミットメントライン契約の財務制限条項に抵触する可能性があります。」
経常損失が2期連続となる見通しを示し、従来の財務制限条項への抵触可能性が明示されている。 - FY2017-Q1再掲有価証券報告書
「なお、更新前の原契約に付されていた「平成27年6月期末日及びそれ以降の各事業年度末日における報告書等における単体の損益計算書に記載される経常損益を2期連続して損失としないこと。」は、継続して付されています。」
従来の経常損益2期連続赤字に関する財務制限条項が引き続き付されている。 - FY2016初出有価証券報告書
「平成27年6月期末及びそれ以降の各事業年度末日における報告書等における単体の損益計算書に記載される経常損益を2期連続して損失としないこと。」
抵触時には期限の利益を喪失し、元本・利息等の返済が必要になると記載している。現時点では抵触していない。