SV人材不足と創業者への依存
FY2016に初出。5回の記載のうち2回が「再掲」。直近の記載は2026-07-15。
アーキテクツ・スタジオ・ジャパンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。30社中9社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに8社。
- 2026-07-15悪化決算
「2025年度の新設住宅着工戸数では、新設住宅の着工戸数は71万1,171戸(前年度比12.9%減)、床面積は5,456万平方メートル(同13.2%減)で、戸数、床面積ともに減少となっております。」
新設住宅の着工戸数・床面積に加え、持家・貸家・分譲住宅も前年度比で減少したと記載され、住宅需要の弱含みが進んでいる。 - FY2020再掲有価証券報告書
「このため、業容に応じた人員の確保が順調に進まず役職員による業務執行に支障が生じた場合、あるいは役職員が予期せず退社した場合には、内部管理体制や業務執行体制が有効に機能せず、売上の減少等により当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。」
SV、直営業部門、全社の人員確保・退職による業務執行への影響が引き続きリスクとして記載されている。 - FY2018引き上げ有価証券報告書
「当社はASJ建築家ネットワーク事業を拡大するうえでSVや営業職の増員と質的向上を図っていく方針であります。しかしながら、必要とする人材確保ができない場合には、ASJ建築家ネットワーク事業の展開に支障が生じ、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。」
従来のSV人材不足リスクに加え、住宅・不動産知識を必要とする直営業部門の営業職も対象となり、人材確保リスクの範囲が広がった。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当社のSVは、加盟建設会社に協力して各スタジオにおけるイベントの企画・運営をサポートするだけではなく、登録建築家・加盟建設会社に対する各種コンサルティングや新規の建築家・建設会社のリクルート等ASJ建築家ネットワーク事業のけん引役となって活動しております。」
SVがイベント支援、コンサルティング、建築家・建設会社のリクルートを担い、人材確保が事業展開に影響し得るという説明が継続している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社のSVは、加盟建設会社に協力して各スタジオにおけるイベントの企画・運営をサポートするだけではなく、登録建築家・加盟建設会社に対する各種コンサルティングや新規の建築家・建設会社のリクルート等ASJ建築家ネットワーク事業のけん引役となって活動しております。当社はASJ建築家ネットワーク事業を拡大するうえでSVの増員と質的向上を図っていく方針であります。しかしながら、必要とする人材確保ができない場合には、ASJ建築家ネットワーク事業の展開に支障が生じ、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。」
SVの増員・質的向上が必要である一方、人材を確保できない場合の事業展開停滞をリスクとして示している。別途、創業者社長への依存も記載している。