M&A等に伴う投資回収・のれん減損リスク
FY2021に初出。14回の記載のうち6回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022-Q2。直近の記載はFY2026。
ビジョナルがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。98社中35社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに53社。
- FY2026顕在化有価証券報告書
「当社グループでは、当連結会計年度末時点で、企業結合により生じたのれんを12,036百万円、顧客関連資産を3,646百万円計上しております。」「戦略の見直し等により投資額の回収可能性が認められないため、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。」
企業結合により生じたのれんは前年度末の3,741百万円から12,036百万円へ増加した。また、戦略見直し等により回収可能性が認められない資産について496百万円の減損損失が実際に計上された。なお、減損対象は無形固定資産(その他)と記載されており、のれんそのものとは区別されている。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間末における総資産は108,153百万円で、前連結会計年度末に比べ12,747百万円の増加となりました。これは主に、売上高が伸長したことにより受取手形、売掛金及び契約資産が1,224百万円増加し、8,436百万円となったこと、子会社株式の取得によりのれんが10,646百万円増加し、14,387百万円となったこと等によるものであります。」
Thinkingsの取得等により、のれん残高が前年度末の3,741百万円から14,387百万円へ大幅に増加した。事業計画未達時に減損対象となり得る資産エクスポージャーが拡大したが、減損損失の発生は記載されていない。 - FY2025悪化有価証券報告書
「子会社株式の取得によりのれんが1,218百万円増加し、3,741百万円になったこと等によるものであります。」
のれん残高が前年度末の2,523百万円から3,741百万円へ増加し、買収に伴う減損対象となり得る資産エクスポージャーが拡大した。減損損失の発生は記載されていない。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得によりのれんが1,276百万円増加し、3,799百万円になったこと等によるものであります。」
子会社株式の取得により、のれん残高が前連結会計年度末の2,523百万円から3,799百万円へ増加した。買収後の事業計画未達時に減損対象となり得る資産エクスポージャーが拡大したが、減損損失の発生は記載されていない。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「無形固定資産 のれん 2,799 2,657」
のれん残高は前年度末の2,799百万円から2,657百万円へ減少し、買収に伴う減損対象となり得る資産エクスポージャーが縮小した。減損損失の発生は記載されていない。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「無形固定資産 のれん 2,799 2,548」
のれん残高は前年度末の2,799百万円から2,548百万円へ減少し、買収に伴う減損対象となり得る資産エクスポージャーが縮小した。減損損失の発生は記載されていない。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「無形固定資産 のれん 2,799 2,674」
のれん残高は前年度末の2,799百万円から2,674百万円へ減少し、買収に伴う減損対象となり得る資産エクスポージャーが縮小した。減損損失の発生は記載されていない。 - FY2023対処有価証券報告書
「当社グループでは、2023年7月末時点で、企業結合により生じたのれんを2,799百万円、顧客関連資産を1,356百万円計上しております。」
のれん残高は前年度末の3,300百万円から2,799百万円へ減少し、買収に伴う減損対象となり得る資産エクスポージャーが縮小した。減損損失の発生は記載されていない。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「無形固定資産 のれん 3,300 2,924」
のれん残高は前連結会計年度末の3,300百万円から2,924百万円へ減少し、買収に伴う減損対象となり得る資産エクスポージャーが縮小した。減損損失の発生は記載されていない。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「この暫定的な会計処理の確定に伴い、当第1四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表に含まれる比較情報において取得原価の当初配分額に重要な見直しが反映されており、無形固定資産のその他に461百万円、固定負債のその他に154百万円が配分された結果、暫定的に算定されたのれんの金額は911百万円から306百万円減少し、605百万円となっております。」
IEYASUおよびイージーソフトの企業結合に係る暫定的な会計処理が確定し、のれんの金額が当初暫定額から減額された。買収に伴う減損リスクの対象となり得るのれん残高は、会計処理確定等により前年度末の3,958百万円から当四半期末の3,177百万円へ減少している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「当社グループでは、2022年7月末時点で、企業結合により生じたのれんを3,958百万円、顧客関連資産を980百万円計上しております。これらの資産については、今後の事業計画との乖離等によって期待されるキャッシュ・フローが生み出されない場合、減損損失が計上されること等により当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。」
買収に伴うのれんは前年度末の1,296百万円から3,958百万円へ増加し、事業計画未達時の減損対象となり得る資産エクスポージャーが拡大した。減損損失の発生自体は記載されていない。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「IEYASU株式会社及びイージーソフト株式会社の株式取得によりのれんが2,812百万円増加し、4,109百万円となったこと等によるものであります。」
IEYASUおよびイージーソフトの取得により、のれんは前連結会計年度末の1,296百万円から4,109百万円へ増加した。買収後の事業計画未達時に減損対象となり得る資産エクスポージャーが拡大したが、減損損失の発生は記載されていない。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「IEYASU株式会社の株式取得等によりのれんが795百万円増加し、2,092百万円となったこと等によるものであります。」
IEYASUの取得等によりのれんが1,296百万円から2,092百万円へ増加し、買収後の事業計画未達時に減損対象となり得る資産エクスポージャーが拡大した。減損損失の発生自体は記載されていない。 - FY2021初出有価証券報告書
「2021年7月末時点で、企業結合により生じたのれんを1,296百万円、顧客関連資産を1,123百万円計上しております。これらの資産については、今後の事業計画との乖離等によって期待されるキャッシュ・フローが生み出されない場合、減損損失が計上されること等により当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。」
買収に伴うのれん・顧客関連資産の計上額を開示し、事業計画未達時の減損リスクを明示している。