買収後の偶発債務・期待収益未達リスク
FY2019に初出。5回の記載のうち2回が「再掲」。直近の記載は2026-04-30。
バリューゴルフがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より4年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。91社中37社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに58社。
- 2026-04-30再掲経営計画
「当社グループは、企業買収を成長戦略における1つの柱として認識しており、継続的な情報収集・検討を進めております。」
M&Aを成長戦略の柱とする方針と、買収後の偶発債務・業績未達リスクを引き続き併記した。 - FY2024再掲有価証券報告書
「当社グループは、事業領域の拡大により継続的な企業価値の向上を実現するために企業買収を行うことがあります。企業買収の実施にあたり、企業の財務内容や契約関係等の事前調査を十分に行っておりますが、買収後に未認識の偶発債務が発生した場合や、当該子会社等の利益が期待した水準を大幅に下回った場合に、子会社株式及びのれんの残高について相当の減額を行う必要が生じることで、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
M&Aを通じた事業領域拡大を継続する前提で、買収後の偶発債務や収益未達による減額リスクを再確認している。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「㈱産経旅行については、新型コロナウイルス感染症の影響等により、業績が当初策定した計画を下回って推移しております。…同社ののれんの未償却残高の全額を減損損失として計上いたしました。」
買収後の子会社業績未達が実際に発生し、産経旅行ののれん59,409千円を全額減損した。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、世界各国の入国制限措置や国内の外出自粛等の影響で国内外の旅行需要が急激に減退しております。当社グループにおいては、このような状況が令和3年1月期第4四半期中は継続し、その後は緩やかに回復するとの仮定の下、のれんの評価等の会計上の見積りを行っております。なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による経済活動への影響については不確定要素が多く、上記の仮定の状況に変化が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」
旅行需要の急減を前提にのれん評価等の会計上の見積りを行っており、回復仮定の変化が財政状態・経営成績に影響する可能性を記載している。 - FY2019初出有価証券報告書
「企業買収の実施にあたり、企業の財務内容や契約関係等の事前調査を十分に行っておりますが、買収後に未認識の偶発債務が発生した場合や、当該子会社等の利益が期待した水準を大幅に下回った場合に、子会社株式及びのれんの残高について相当の減額を行う必要が生じることで、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
企業買収の拡大に伴い、買収後の未認識偶発債務や子会社・のれんの減額による業績影響を新たなリスクとして記載した。