のれんの減損による業績影響
FY2020に初出。16回の記載のうち1回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2023-Q2。直近の記載はFY2026。
ラクスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。91社中37社が悪化側に。
直近の記載が「再定義」なのは、ほかに5社。
- FY2026再定義有価証券報告書
「当社グループは、企業買収に伴い生じたのれん及び顧客関連資産を計上しており、今後もM&Aの実施により、新たにのれん等が発生し増加する可能性があります。」
従来ののれん減損リスクから、のれんに加えて顧客関連資産も対象とし、M&A後のPMI、デューデリジェンス、計画モニタリングを対応策として整理している。 - FY2026-H1中間期のれん残高を更新有価証券報告書
「主な要因は、工具、器具及び備品が358百万円、差入保証金が108百万円それぞれ増加したものの、投資有価証券が2,556百万円、のれんが166百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。」
のれん残高は前連結会計年度末1,363百万円から166百万円減少し、中間期末1,197百万円となった。減損発生の記載はない。 - FY2025-H1中間期のれん残高を更新有価証券報告書
「主な要因は、のれんが166百万円減少したものの、投資有価証券が789百万円、工具、器具及び備品が555百万円、繰延税金資産が265百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。」
のれん残高は前連結会計年度末の1,696百万円から166百万円減少し、当中間連結会計期間末には1,530百万円となった。 - FY2024のれん残高を更新有価証券報告書
「当社グループは、企業買収に伴い生じたのれんを2024年3月期末時点で1,696百万円計上しております。買収時の収益計画と概ね相違ない進捗であり、減損の兆候はないと判断しているものの、収益性の悪化などによる価値の毀損により、当該のれんの減損処理を実施する場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。」
ラクスHRテック取得に伴い、のれん残高を前期末464百万円から1,696百万円へ更新した。減損の兆候はないとしつつ、収益性悪化による減損リスクを継続して開示している。 - FY2024-Q3のれん残高を更新有価証券報告書
「主な要因は、繰延税金資産が51百万円減少したものの、顧客関連資産が2,103百万円、のれんが1,315百万円、工具、器具及び備品が284百万円、建物及び構築物が64百万円それぞれ増加したことによるものであります。」
ラクスHRテックの子会社化に伴い、のれんが1,315百万円増加し、当第3四半期末残高は1,779百万円となった。減損発生の記載はない。 - FY2024-Q2のれん残高を更新有価証券報告書
「これは主に、顧客関連資産が2,139百万円、のれんが1,399百万円、工具、器具及び備品が247百万円、繰延税金資産が95百万円それぞれ増加したことによるものであります。」
ラクスHRテックの取得に伴い、のれんが前連結会計年度末から1,399百万円増加し、当第2四半期末残高は1,863百万円となった。 - FY2024-Q1のれん残高を更新有価証券報告書
「繰延税金資産が136百万円、のれんが40百万円、差入保証金が26百万円それぞれ減少したものの」
のれん残高は2023年3月末の464百万円から2023年6月末には423百万円となった。減損発生の記載はない。 - FY2023のれん残高を更新有価証券報告書
「当社グループは、企業買収に伴い生じたのれんを2023年3月期末時点で464百万円計上しております。買収時の収益計画と概ね相違ない進捗であり、減損の兆候はないと判断しているものの、収益性の悪化などによる価値の毀損により、当該のれんの減損処理を実施する場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。」
のれん残高を2022年3月期末の627百万円から464百万円へ更新した。減損の兆候はないとしつつ、収益性悪化による減損リスクを継続して開示している。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「なお、非連結子会社において、想定していた業績計画から実績が乖離したため関係会社株式の減損処理を行っております。 関係会社株式評価損 25」
非連結子会社の業績計画と実績の乖離により、関係会社株式の減損処理が実際に発生し、関係会社株式評価損25百万円を特別損失に計上した。 - FY2023-Q1のれん残高を更新有価証券報告書
「繰延税金資産が85百万円、のれんが40百万円、工具、器具及び備品が30百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。」
のれん残高は2022年3月末の627百万円から2022年6月末には586百万円となった。減損発生の記載はない。 - FY2022のれん残高を更新有価証券報告書
「当社グループは、企業買収に伴い生じたのれんを2022年3月期末時点で627百万円計上しております。」
企業買収に伴うのれん残高を668百万円から627百万円へ更新した。収益計画と概ね相違なく、減損の兆候はないと判断している一方、収益性悪化による減損リスクを継続して開示している。 - FY2022-Q3のれん残高を更新有価証券報告書
「のれん 791 668」
のれん残高は2021年3月末の791百万円から2021年12月末には668百万円となった。減損発生の記載はない。 - FY2022-Q2のれん残高を更新有価証券報告書
「のれん 791 709」
のれん残高は2021年3月末の791百万円から2021年9月末には709百万円となった。 - FY2022-Q1のれん残高を更新有価証券報告書
「のれん 791 750」
のれん残高は2021年3月末の791百万円から2021年6月末には750百万円となった。 - FY2021のれん残高を更新有価証券報告書
「当社グループは、企業買収に伴い生じたのれんを2021年3月期末時点で791,680千円計上しております。」
企業買収に伴うのれん残高を955,476千円から791,680千円へ更新した。収益計画と概ね相違なく、減損の兆候はないと判断している一方、収益性悪化による減損リスクを継続して開示している。 - FY2020初出有価証券報告書
「当社グループは、企業買収に伴い生じたのれんを2020年3月期末時点で955,476千円計上しております。買収時の収益計画と概ね相違ない進捗であり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に起因する業績の落ち込みも見られておらず、減損の兆候はないと判断しているものの、収益性の悪化などによる価値の毀損により、当該のれんの減損処理を実施する場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。」
企業買収に伴うのれん955,476千円について、収益性悪化等により減損処理を行う可能性を新たなリスクとして開示している。提出時点では収益計画と概ね相違なく、減損の兆候はないとしている。