固定資産減損と将来キャッシュ・フロー見積りの不確実性
FY2021に初出。8回の記載のうち5回が「再掲」。直近の記載は2026-06-10。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。15社中5社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに7社。
- 2026-06-10対処決算
「減損損失は159百万円から19百万円となった。」
固定資産減損損失は前期から減少し、当期の損失額としては縮小している。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「その内訳は、建物及び構築物117百万円、機械装置11百万円、工具器具及び備品24百万円、ソフトウェア1百万円、資産除去債務3百万円であります。」
固定資産の減損損失が前期30百万円から当期159百万円へ増加し、将来キャッシュ・フロー見積りの不確実性に関するリスクが実際の損失として表れた。 - FY2024再掲有価証券報告書
「当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。」
事業計画や市場環境の変化による固定資産の追加減損リスクを継続開示し、当期の減損損失は30百万円となった。 - FY2023再掲有価証券報告書
「当連結会計年度において、収益性の低下した資産グループのうち、帳簿価額を将来にわたり回収する可能性がないと判断した資産グループについて、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しました。」
固定資産の減損について、将来キャッシュ・フローや事業計画の不確実性を継続開示し、FY2023の減損損失は39百万円となった。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「前連結会計年度の有価証券報告書における(追加情報)に記載した新型コロナウイルス感染症の収束時期等を含む仮定について、重要な変更はありません。」
新型コロナウイルス感染症の収束時期等を含む仮定に重要な変更はなく、固定資産減損に関する会計上の見積りを従来の仮定に基づいて継続している。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「終息時期の正確な予測は困難ですが、ワクチン接種が浸透し、感染拡大は今後緩やかに収束するものと仮定し、固定資産の減損損失及び繰延税金資産の回収可能性等の会計上の見積りを行っております。」
感染症の収束仮定に基づき、固定資産の減損損失に関する会計上の見積りを継続している。実際の推移との乖離による業績・財政状態への影響可能性も記載している。 - FY2022再掲有価証券報告書
「当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。」
固定資産の減損について、事業計画・市場環境の変化による追加減損の可能性と、当期の減損損失233百万円を継続開示している。 - FY2021初出有価証券報告書
「当社グループは、キャッシュ・フローを生み出す店舗及び営業所を最小単位として資産のグルーピングを行っております。 収益性の低下等により減損の兆候があると認められる場合には、資産グループから得られる割引前キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較し、減損損失の認識の要否を判定しております。判定の結果、減損損失の認識が必要とされた場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として認識しております。 これらの見積りにおいて用いた仮定には不確実性が伴うため、将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす可能性があります。その結果、翌連結会計年度の連結財務諸表において追加の減損損失が発生する可能性があります。」
店舗・営業所の将来キャッシュ・フロー見積りに不確実性があり、追加減損損失の可能性を初めて独立した重要な会計上の見積りリスクとして開示した。当期には減損損失1,060百万円を計上している。