M&Aにおける未確認問題とシナジー未達
FY2016に初出。8回の記載のうち5回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
ソフトフロントホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。91社中37社が悪化側に。
直近の記載が「再定義」なのは、ほかに5社。
- FY2026再定義有価証券報告書
「当社グループは、AIデータセンター関連事業やクリーンエネルギー事業におけるスピーディな事業展開や効率的な事業規模拡大のため、M&A等を積極的に活用することとしておりますが、事前のデューデリジェンスにおいて確認できなかった問題等が生じる可能性があります。」
M&Aに伴う未確認問題・シナジー未達のリスクについて、従来のコミュニケーション領域に加え、AIデータセンター及びクリーンエネルギー事業を対象として明示した。 - FY2025再掲有価証券報告書
「当社グループは、スピーディな事業展開や効率的な事業規模拡大のため、M&A等を積極的に活用することとしておりますが、事前のデューデリジェンスにおいて確認できなかった問題等が生じる可能性があります。また、M&A等において見込んだシナジー効果が想定どおりに発揮されない場合、当社グループの業績が一定の影響を受ける可能性があります。」
M&Aを積極活用する方針と、未確認問題・シナジー未達のリスクを継続して開示している。 - FY2023再掲有価証券報告書
「当社グループは、スピーディな事業展開や効率的な事業規模拡大のため、M&A等を積極的に活用することとしておりますが、事前のデューデリジェンスにおいて確認できなかった問題等が生じる可能性があります。また、M&A等において見込んだシナジー効果が想定どおりに発揮されない場合、当社グループの業績が一定の影響を受ける可能性があります。」
M&Aを積極活用する方針と、未確認問題・シナジー未達のリスクを継続して開示している。 - FY2022再掲有価証券報告書
「当社グループは、スピーディな事業展開や効率的な事業規模拡大のため、M&A等を積極的に活用することとしておりますが、事前のデューデリジェンスにおいて確認できなかった問題等が生じる可能性があります。また、M&A等において見込んだシナジー効果が想定どおりに発揮されない場合、当社グループの業績が一定の影響を受ける可能性があります。」
サイト・パブリスの株式交付を実施した後も、M&Aに伴う未確認問題及びシナジー未達の可能性をリスクとして開示している。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「当社グループは、収益の縮小と損失の拡大が続く中、M&Aによる異業種の会社の統合を試みたものの、大きな成果は得られておりません。」
異業種M&Aによる統合で大きな成果が得られなかったとの過去認識を再掲し、新製品・サービスや構造改革を進める背景としている。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「当社グループは、収益の縮小と損失の拡大が続く中、M&Aによる異業種の会社の統合を試みたものの、大きな成果は得られませんでした。」
異業種M&Aについて統合効果よりも成果が得られなかったとの過去認識を再確認し、新製品・サービスを新たな収益源とする理由として位置付けている。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「株式会社光通信との合弁会社「株式会社ソフトフロントマーケティング」の設立や、当社グループ会社の株式会社ソフトフロントジャパンと株式会社エコノミカルのトータルIoTソリューションサービス「まとめてIoT」の提供開始など、一定の成果が得られたものの、M&Aの統合効果以上に統合コストが増大するなどの影響で、安定した収益を生み出す事業基盤を固めるには至りませんでした。」
M&Aで見込んだ統合効果を上回る統合コストが実際に発生し、安定した収益基盤の確立に至らなかったと説明している。 - FY2016初出有価証券報告書
「事前のデューデリジェンスにおいて確認できなかった問題等が生じる可能性があります。また、M&A等において見込んだシナジー効果が想定どおりに発揮されない場合、当社グループの業績が一定の影響を受ける可能性があります。」
M&Aを積極活用する方針に伴うデューデリジェンス・統合効果のリスク。