中国・米国のグローバル事業展開リスク
FY2017に初出。6回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021。直近の記載はFY2024-Q1。
ジーエヌアイグループがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。94社中47社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに39社。
- FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、ウクライナや中東における地政学的リスクの長期化や、世界的な物価上昇等を背景に、世界経済は依然として先行き不透明な状況が続いております。」
ウクライナ及び中東の地政学的リスクの長期化、世界的な物価上昇及び日本の物価上昇による将来的懸念を、引き続き不透明な事業環境として記載している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間においては、中国におけるロックダウンの突然の解除とそれによる感染の爆発的な拡大、世界的なインフレ率の高まり、資本市場の動揺などの様々な難題が続く中、」
中国でのロックダウン解除後の感染爆発、世界的インフレ及び資本市場の動揺が続く事業環境として具体的に記載され、原材料高騰や投資負担も営業減益要因となっている。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルスの蔓延、サプライチェーンの混乱、世界的なインフレーションの進行、資本市場におけるボラティリティの高まりなどにより、2022年第2四半期は全世界的に医薬品業界にとって大変厳しい状況が続きました。」
新型コロナウイルス、サプライチェーン混乱、インフレーション及び資本市場のボラティリティ上昇が同時に示され、従来のグローバル事業環境リスクがより広いマクロ経済要因として具体化された。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「2022年12月期第1四半期連結累計期間は、新型コロナウイルスのパンデミックが世界中の多くの業種に影響を与え、グローバルなサプライチェーンに混乱を来しました。地政学的な緊張と主要経済地域におけるインフレーションの上昇により、経営環境はさらに難しくなっております。」
グローバルサプライチェーンの混乱に加え、地政学的緊張と主要経済地域のインフレーション上昇が経営環境の悪化要因として具体化された。 - FY2021悪化有価証券報告書
「また、種々の理由による国際的なサプライ・チェーンの混乱等により、医薬品や医療機器(生体材料)の製造、販売、流通、医療行為に制約が加えられる可能性があります。」
従来のカントリー・為替・政治リスクに加え、国際的なサプライチェーン混乱による製造、販売、流通及び医療行為への制約可能性を明示し、リスク範囲を広げている。 - FY2017初出有価証券報告書
「当社グループの収益の大半を占める連結子会社である北京コンチネントとBABは、それぞれ中国及び米国に拠点があるため、当社グループの事業活動は、グローバル展開に伴うカントリーリスク、為替リスクまたは政治的リスクの影響を受ける可能性があります。」
北京コンチネントとBABが中国・米国に拠点を置くことから、カントリー、為替、政治上のリスクにさらされる可能性を説明している。