工事進行基準における工事原価総額の見積り不確実性
FY2020に初出。6回の記載のうち4回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。63社中9社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに39社。
- FY2026再掲有価証券報告書
「一定期間にわたり充足される履行義務の会計処理に当たり、工事収益総額、工事原価総額及び履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積る必要がある。このうち、履行義務の充足に係る進捗度の算定に利用される工事原価総額は、工事案件ごとの実行予算に基づき見積りを行っているが、実行予算は、天候、土質などの自然的要因のほか、地中障害物の追加発見等の施工条件に関する想定外の事象の発生、及び発注者による設計変更(以下「設計変更等」という。)により、工種・工期及び工事数量等の変更が生じることがあるため不確実性を伴う。」
工事原価総額の見積りについて、天候、土質、地中障害物、発注者の設計変更による不確実性を継続して開示している。 - 2026-06-04再掲株主総会
「実行予算は、天候などの自然的要因のほか、想定外の土質や地中障害物の追加発見等の施工条件に関する想定外の事象の発生による影響及び発注者による設計変更等により、工種・工期及び工事数量等の変更が生じることがあるため不確実性を伴います。」
工事原価総額の見積りに関する不確実性と、その具体的要因を継続して記載している。 - FY2024再定義有価証券報告書
「一定期間にわたり充足される履行義務の会計処理に当たり、工事収益総額、工事原価総額及び履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積る必要がある。このうち、履行義務の充足に係る進捗度の算定に利用される工事原価総額は、工事案件ごとの実行予算に基づき見積りを行っているが、実行予算は、天候などの自然的要因のほか、想定外の土質や地中障害物の追加発見等の施工条件に関する想定外の事象の発生による影響及び発注者による設計変更等により、工種・工期及び工事数量等の変更が生じることがあるため不確実性を伴う。」
工事原価総額の見積り不確実性について、天候、想定外の土質・地中障害物、発注者の設計変更による工種・工期・数量変更を具体的に明示した。一定期間にわたり認識した完成工事高は189億37百万円である。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「原材料価格の上昇や供給面での制約による景気の下揺れリスク等、厳しい経営環境が続いており、予断を許さない状況にある。」
原材料価格の上昇や供給面の制約により、工事原価総額や業績に影響し得る不確実性が続いているとの認識を示している。 - FY2022再掲有価証券報告書
「外注価格及び資機材価格の高騰、手直し等による施工中の追加原価の発生など想定外の事象により工事原価総額が増加した場合は、将来の業績に影響を及ぼす可能性がある。」
工事原価総額の見積りについて、外注価格・資機材価格の高騰や施工中の追加原価による不確実性を継続して記載している。 - FY2020初出有価証券報告書
「工事進行基準による収益の計上の基礎となる工事原価総額は、技術的・物理的な要素や数量仕様の変更、顧客からのクレームへの対応等により不確実性を伴うため、当社グループの業績を変動させる可能性がある。」
工事進行基準の適用に必要な請負金額、工事原価総額、工事進捗度の見積りが、仕様変更や顧客クレーム対応等により不確実性を伴い、業績を変動させる可能性を新たに記載している。