ウェルネオシュガーは中期経営計画WELLNEO VISION2027で糖の基盤強化とフード&ウェルネス事業拡大を掲げ、日新製糖・伊藤忠製糖と完全統合を進め、第一糖業・東洋精糖との合併を視野に全国5工場体制を整えている。糖由来の機能性素材を中心に素材ラインアップを拡充し、統合後の新組織で人員も増強している。
ウェルネオシュガーは中期計画の中で糖の基盤強化とフードサイエンス分野の事業拡大を重点戦略として掲げ、砂糖事業から得た経営資源を積極的にフードサイエンス領域へ投入する方針を示した。
2024年10月に日新製糖・伊藤忠製糖と完全統合を完了し、2025年10月の第一糖業、2026年10月の東洋精糖との合併を経て全国5工場体制を構築する計画を明かした。統合に伴い機能性素材本部を新設し、研究開発部門を美浜バイオプラントへ集約する体制へ移行した。
機能性素材本部の設置により組織は4部1室体制から80人規模へ拡充され、ルチンやヘスペリジンなど糖由来素材の生産拠点整備が進む。旧東洋精糖千葉工場では新工場を建設し2027年4月稼働を目指すほか、ガラクトオリゴ糖の自社生産を2025年4月に開始。CIの生産は2026年4月に移管・拡充する予定。
市場規模として機能性食品素材は約2500億円、食品添加物は約1兆3000億円とされ、糖を起点とした素材・技術で成長市場に挑む方針を山本貢司社長が強調した。糖の機能性研究の拡大と新素材・技術の掛け合わせで新たな価値創出を目指す。