NY市場ではドル円が一時158円台を維持しつつ上げ幅を広げており、200日線をうかがう展開だった。一方で市場では、ポジショニングからドル円が再び160円を試す可能性が指摘されている。
NY時間の昼にドル円は上げを一服させつつも158円台を維持し、本日も米国債利回りとドルの上昇が強まる中、上げ幅を広げて一時158.40円近辺まで上昇した。200日移動平均線を見極める動きが続く。
市場関係者は、ドル円が再び160円を試す可能性を示唆しているとの指摘が浮上している。9月上旬には大きく下落したが、現在はその勢いを失っているとの見方もある。
円高時の背景として、ベッセント財務長官が日銀の今後の政策について非対称な情報を示唆したことがきっかけだったとの指摘があり、日銀がこの示唆通りに利上げしたものの、今後の金融政策の切迫感は強く示されなかった。金利差を利用した円キャリー取引への関心が再燃しているという指摘もある。
円を組み込んだ通貨ペアのボラティリティはG10通貨の中でも高水準で、円ショートを維持するファンドが急反発に備えたヘッジを積み増している可能性がある。