半導体大手キオクシアホールディングスが2024年12月上場後に株価が一時60倍超えの水準まで上昇した事例を軸に、日本株インデックス4指数の組み入れ方の違いと設計思想を比較する。記事は各指数の特徴と、上场後の取り込み状況を解説する。
半導体メーカーのキオクシアホールディングスは2024年12月に上場し、収録時点では株価が一時60倍を超える水準まで上昇し、時価総額で国内首位になる場面があった。この記事はこの急成長を、日本株インデックス4指数でどのように取り込んできたかを検証する。
4つの指数はTOPIX、日経平均、読売333、JPX日経400で、いずれも市場全体型か良い会社を選ぶ型かという設計思想の違いがある。TOPIXは広範囲を、日経平均は値がさ株の影響を受けやすい構成、読売333は等ウェイトで333銘柄を保有、JPX日経400はROEなど指標を重視して約400社を選ぶ。
キオクシアの取り込み状況は、それぞれの指数設計思想により異なる。上場後、TOPIXは比較的早く採用、JPX日経400は上場後日が浅くまだ採用されていない、読売333は2025年3月から採用し0.5%程度、日経平均は2026年4月に採用され最も高い2.3%の比率となっている。
インデックス投資の利点は「自動で銘柄が入れ替わる」点にあり、新たな成長企業を取り込み続ける点が強調されている。読売333は値上がりを受けての組み入れで効果を発揮する可能性がある一方、リバランスによる売買コストや歴史の浅さには留意が必要だ。
過去5年のリターンは日経平均が最も高く+163%、TOPIX+129%、読売333+未掲載、JPX日経400+130%となり、リスクとシャープレシオでは日経平均が卓越、他指数は安定感のある動きを示した。直近1年の比較では日経平均が突出して高いリターンを示すが、他指数も一定のパフォーマンスを維持している。
NISAで買える代表的ファンドの比較では、TOPIX連動は信託報酬が低めのファンドが多く、読売333の連動ファンドは純資産総額が小さめで成長段階にある。JPX日経400連動はやや割高感がある水準となっている。
結論として、日本株インデックスは伸びる会社を自動的に取り込む性質があり、全体としてはTOPIXを基本に持つのが妥当との整理になる。