ゴールデンゲートはIPO延期から約2か月後、フート省に総額6000億ベトナムドン超の自社工場を稼働させたと発表。併せてハノイの別工場との連携で、原材料から完成品までの一貫サプライチェーンを構築する計画も示した。
株式公開(IPO)の地位取り消しと株式取引登録の未完了を受け、ゴールデンゲートは約2か月ぶりに資本市場へ再出発の意向を示した。これに先立ち、フート省に新設のゴールデンゲート・フーズ・ティエンティエン工場へ6000億ベトナムドン超を投資することを明らかにした。工場は4ヘクタールの敷地を有し、最大で約2000軒のレストランへ原材料供給が可能な設計となっている。加工ラインは肉類・野菜・調理済み食品・ソースの生産を含み、日次の専門ラインとして餃子・生麺・ピザの生産も行う。
またグループは同日、ハノイ市TatTatにある第一工場を2024年2月に開設済みで、敷地は6500平方メートル超、建設費は約3000億ベトナムドンと説明。新旧2工場の連携により、前処理・加工・流通を一体運用するサプライチェーンを構築する方針を示した。
現時点でゴールデンゲートは35以上のブランドで約600軒のレストランを運営しており、2030年までに店舗を2000軒へ拡大し時価総額100億ドル超を目指すと公表。工場の規模は現在の操業を4倍に拡大可能とされ、敷地の半分しか建設を完了していない段階であることも併せて説明された。
この動きを通じて、原材料調達から完成品の流通・冷蔵保管までを一括管理する体制を確立し、日常消費財やすぐに食べられる加工食品の市場拡大を狙うとされる。米国農務省の現地担当官も食品加工の国内外市場対応強化を評価したとのこと。
なお、2工場体制の運用により、現行のシステム向け以外の分野への展開可能性も示唆された。