世界の天然建設用骨材市場は2035年までに年平均成長率3.2%で拡大すると見込まれ、アジア太平洋が最大の市場シェアを維持。インフラ投資の拡大と都市化が需要を支える一方、許認可遅延や環境規制、輸送コスト上昇などの課題が指摘されている。
世界の天然建設用骨材市場は、コンクリート・アスファルト・路盤・排水用途などの分野に供給される砕石・砂・砂利等の粒状材料を対象とする。2035年に向けては、安定したインフラ投資と都市化の進展が需要を支えると予想され、アジア太平洋と北米で成長の推進力が見込まれる。
2035年までの基準シナリオでは世界需要が年率3.2%で成長し、指数は2025年=100から約137に達するとされる。砕石と砂・砂利が主要製品で、需要の90%超を占める見込み。
用途別にはコンクリート生産が最も大きく全体の約45%、路盤・路床が約25%、アスファルト混合物が約15%、排水・埋め戻しが約10%、造園・装飾が約5%を占めるとされる。アジア太平洋は最大市場であり、中国・インド・ASEAN諸国の動向が鍵となる。
地域別にはアジア太平洋が55%で最多、北米が20%、欧州が15%、中南米・中東・アフリカがそれぞれ5%ずつの見込み。供給面の規制強化やコスト上昇が価格や供給の制約要因として挙げられる。