FRBのウォーシュ議長はFOMCの定例会合を年8回から年6回へ削減する案を提示した。会合間隔の短さを踏まえ、蓄積情報を活用して検討時間を確保する狙いがある。
FRBのウォーシュ議長は、公開された議事録でFOMCの定例会合の開催回数を現行の年8回から年6回に削減する案を提示した。目的は会合頻度を減らして金融政策の検討時間を確保することだという。
議事録によると、6月会合と7月会合の間隔が短かったことに対して、米経済に関する評価にほとんど変化がないとの指摘が複数の参加者からあった。ウォーシュ氏は約2カ月おきの開催で、会合間に蓄積される情報を活用して課題の検討時間を増やせると説明した。
現状の定例会合は年8回で、3・6・9・12月の各会合後には米経済や金利見通しが提示され、会合後には議長の記者会見も行われる。日銀の金融政策決定会合も年8回で、FOMCの日程の前後に開かれる。
ただし定例会合の頻度を減らすと、物価や雇用情勢への迅速な対応が困難になる懸念もある。FRBの情報発信のあり方を巡る論点は、ウォーシュ氏が設置した作業部会の議題にもなっている。