フェローテックが日本抵抗器製作所を株式公開買い付けで完全子会社化する方針を発表した。買付額は約23億円、1株あたり1901円、買付期間は18日から11月5日で、TOBが成立すれば日本抵抗器は東証スタンダード市場から上場廃止となる見込みとされます。
半導体製造装置向け部品を手掛けるフェローテック(東京)は、日本抵抗器製作所(南砺市)に対しTOBを実施して完全子会社化する方針を公表した。買付額は23億円程度とされ、買付価格は1株1901円、買付期間は18日から11月5日、買付株数は123万7203株の予定で、下限は618万700株とされる。
TOBが成立すれば、日本抵抗器は東証スタンダード市場から上場廃止となるとされ、フェローテックは自動車・電源機器用の抵抗器やハイブリッドICを手掛ける日本抵抗器の技術力と自社の生産基盤を統合して、海外販売網の活用や低価格帯製品の大量生産体制の構築を目指すとしている。
日本抵抗器は昨年4月以降、事業提携や資本業務提携のパートナーを探しており、みずほ証券を通じて相談を受けたフェローテックが検討を開始。面談・工場訪問を経て、今年1月に買収の可能性を含む協議を提案書として提出し、両社で協議を重ねて合意に至ったとされる。
フェローテックは白山市に2カ所、川北町に1カ所の工場を持ち、半導体製造装置向けセラミックス製部品の開発・製造を行っている。同社は国内回帰戦略を進めており、今年8月には川北町に新工場の設立を表明したとされる。