デンカが診断薬専業メーカーを買収し、国内の診断薬市場の再編が加速する見通し。人口減少を背景に合理化の機運が高まる中、国内には診断薬メーカーが100社超ひしめく。
デンカは3月に診断薬専業メーカーを買収し、診断薬分野の再編の必要性を訴えた。国内市場では多くの企業が診断薬を手掛け、競争が激化している。海外の巨大企業の攻勢も強まる中、生き残りには規模拡大などの再編が避けられないとの見方が示されている。
診断薬は患者の血液や尿などの検体と反応させて感染症の種類やがんの有無を特定するものであり、薬の選択や手術の是非といった治療方針にも影響を与えるとされる。国内市場の再編が進むことで事業構造の見直しが進む可能性がある。
欧米の大手企業が市場を牽引する中、国内企業の統合・大規模化が今後の焦点になるとの見方がある。診断薬事業の再編は、企業間の競争力確保と財務基盤の強化を目的に進むとみられる。