Dassault SystèmesとVertivがAIファクトリー向けインフラの設計・検証を統合する協業を発表し、設計開始からAI稼働までの期間短縮とインフラ導入期間の短縮を目指す。
仏Dassault Systèmesと米Vertivは現地時間の22日に、AIファクトリー向けインフラの構成・シミュレーション・検証を可能にする協業を公表した。3DEXPERIENCEプラットフォームとVertivのデジタルインフラ技術を組み合わせ、現場での複雑さを軽減して設計開始からAI稼働までの期間を短縮する狙い。
協業の起点としてVertivのバーチャルツイン「Vertiv SmartRun」を活用し、モデルベースのアプローチをVertiv OneCoreを含むAIファクトリー向けインフラソリューションに適用する。ダッソー・システムズのプラットフォームは、NVIDIAのDSX関連デザインとNVIDIA OmniverseのBlueprintに基づくSimReady対応電源・冷却システムのリファレンスデザインを構成・検証可能にする。
AIファクトリーは電源・冷却・ネットワーク・制御・計算の連携が前提となり、特定領域の変更が他領域へ影響する可能性があるため、実機前の全体性能検証が求められる。3DEXPERIENCEとVertivの連携により、設計変更の履歴追跡や複数構成の評価、システムレベルの検証が統合的に進められる。
顧客への効果としては、要件定義からソリューション構成・検証までの期間を最大で10分の1に短縮し、インフラ導入期間を最大50%短縮できるとされる。さらに従来型よりもAIファクトリーの稼働開始を約10週間早め、同容量で12カ月間に生成できるトークン総量を最大30%増やせる可能性があるとしている(運用実績ではないとされる。