Skild AIは現場展開を重視する方針を後編でも示し、日本市場での協業拡大とデータ駆動の展開拡大を進めている。
Skild AIはロボットの頭脳を一つのモデルに統合する発想を軸に、RaaS(Robot as a Service)を通じて現場へ展開している。2025年末の数カ月で約3000万ドルの売上を記録し、2026年1月にはソフトバンクがリードする14億ドルのシリーズCを発表して評価額は140億ドル超となった。
同社はABB Robotics、Universal Robots、Mobile Industrial Robots、NVIDIAとの提携を公表しており、倉庫領域を含む大規模展開を視野に入れている。2026年4月にはZebra Technologiesのロボティクス部門を買収し、倉庫の運用展開を強化している。
データの好循環を核とした技術戦略を掲げ、文脈内適応をすべてのタスクへ拡げる研究と、展開データを頭脳へ回す仕組みを構築することを今後2年の目標としている。日本市場では住友・三井などと協業を進め、既存工場を改装せずに導入できる点を強みとして訴求している。
究極の使命はAGIであり、現実世界の物理推論と高度な器用さを備えた頭脳の実現を目指す。日本を含む海外市場での協業を通じて、ロボットの普及とデータの蓄積を進める考えである。