つくば市で開催のROSCon JP 2026で、Orbbecはロボットを使わず実世界の映像と動作を記録するデータ収集基盤を日本初公開。200万画素の魚眼カメラを搭載したDual-Egoを実演し、映像と動作を1ミリ秒以内で同期する仕組みを示した。
OrbbecはROSCon JP 2026の会場で、日本国内で初めてロボットを用いず現実世界の映像と身体動作を同時に記録できるデータ収集プラットフォームを公開した。試作機「Dual-Ego」は200万画素の魚眼カメラを2基搭載し、重さは約200グラムと説明される。
データはロボットが環境を認識して動作を選択する“Physical AI”の開発に活用されることを想定。プラットフォームには作業者の視点記録用のEGO、手首周りの動作記録用のWristCam、手に持って操作するUMIの3種が中心に構成され、用途や規模に応じて構成を変更可能とされる。
Dual-Egoは6軸IMUを搭載し最大1,000Hzで動きを記録。映像と動作データを1ミリ秒以内で同期させることで、手を伸ばした場面や向いた方向、物体操作の時点を対応付けて記録できると説明された。中核製品のEGO RGB-Dと、深度データを補強するLingBot-Depthの組み合わせでデータ品質向上も想定される。
Orbbecは標準製品の提供だけでなく共同開発や量産対応も行う方針を示し、中国とベトナムに製造体制を持つ。日立製作所のCO-URIBAや日本の自動車メーカーが開発した病院向け自律搬送ロボットへの採用実績があることも紹介された。