NVIDIAの創業者でCEOのジェンスン・フアン氏が来日し、日本は復活したとの認識を示したうえで、富士通など国内企業と協業しAIインフラ構築へ数十億ドル規模の取り組みを発表した。
NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは7月16日に東京で記者団を前に「Japan is back」と述べ、日本の株式市場の動向や同社パートナーの業績改善を背景に、日本は今が投資に適した時期だとの認識を示した。フアン氏は今回、富士通や国内のロボット企業3社との協業を発表し、日本国内でのAIインフラ構築に向けた数十億ドル規模の取り組みを明らかにした。これを「Japan AIの始まりの日」と位置づけた。
同氏はAI投資の現状を説明し、AIを「インフラ」へと昇華させる未来像を描いた。工場のロボットや企業内のAI同士が連携して働く世界では、AIが最もAIを使う時代となり、需要は人間の数に依存せず拡大すると指摘した。今後10年程度を見据え、インフラとエネルギー整備が鍵になるとの認識を示した。
来日での発表を受け、日本企業に対する期待を語る一方で、AI需要のピーク時期や成長の程度については「まだ初期段階」とし、今後のサイクルが進展していく可能性を示唆した。