UAEのアブダビ国営石油会社 ADNOC が OpenAI と提携し、油層データと操業判断を統合する AI エージェント ENERGYai の活用で油田開発計画を従来の数カ月から数時間へ短縮する構想が伝えられた。
アブダビの国営石油会社 ADNOC は、複数の AI エージェントを連携させて油層前提を製油所の操業計画や輸送判断へ直接反映する仕組みを構築する。 ENERGYai を基盤とし、AIQ が開発、Presight が過半株を保有する。導入契約は2025年に 3年間で総額 3 億 4,000 万ドルに上る。
ENERGYai は地下油層と地上設備を分析し、油田開発計画の策定を加速させる。従来は数カ月を要していた計画づくりを数時間に短縮することを目指す。Frontier など他部門の情報と結びつけ、油田全体の収益性を考慮した判断を支援する構想だ。
エネルギー業界における AI の価値観も変化。Powering Possible 2026 の調査では、供給の安定性・信頼性の重視が高まり、複数 AI エージェントの連携を進める組織が増えた。一方、海上輸送の混乱などで予測が難しくなる場面が増えるとの指摘もある。
ADNOC は既に AI 導入を拡大しており、4万人超の従業員へ ChatGPT Enterprise を導入、利用率は高い水準にある。AI アプリは 200 件を超え、部門間の重複や連携の課題も同時に指摘されている。