ヤマトホールディングスと日本航空は、国内貨物専用機の運航を2027年6月までに終了すると発表した。円安・燃油高で航空輸送コストの上昇が続き、トラック輸送との価格差が拡大したことが背景にある。
ヤマトグループとJALグループおよびSJOは、2024年4月から運航を開始した国内線貨物専用機(フレイター)の運航を、27年6月をめどに終了する予定だ。路線ごとに終了時期が異なる可能性があるが、代替輸送手段をより活用する方針として判断した。
A321ceoを改修したA321P2F型貨物機を1機あたり28トンの貨物を搭載できる能力で運用してきた。ヤマトグループが3機をリース導入し、JALグループが運航、旅客便ベリーを含む荷物を空輸している。
コスト面では円安や燃油高により航空輸送コストが上昇し、トラック輸送との価格差が当初想定よりも拡大。今後は路線見直しや需給の適正化、高付加価値サービスの開発を通じて代替輸送を活用する方針だ。
背景にはEC市場の成長と労働人口の減少・高齢化によるトラックドライバー不足、2024年改正の長時間労働規制があり、2020年代初頭から貨物機導入を検討していた。現在の利用者については旅客便ベリーを活用しつつ、代替輸送手段へ移行を進める。