JPモルガンのトレーディング部門は米国株式に対して戦術的強気姿勢へ転換したと伝えられ、米S&P500種は年末までに最高値を更新すると見込まれている。 債券市場の動向や決算シーズンの開幕が背景にある。
JPモルガンのトレーディング部門は、債券売りが行き過ぎたとの見方を示し、株式は年末に向けて反発する態勢が整っていると主張する。テクノロジー、金融、景気循環株を中心に、半導体を最有力候補として選好している。米長期金利は高水準から低下へ転じ、利回りの安定化が市場のリスク許容度をサポートすると述べられている。
第3四半期決算シーズンは今週に始まり、ペプシコとデルタ航空の発表に続き、JPモルガンやゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーといった銀行の決算が本格化する見込み。FRB議事要旨の公表もあり、金利経路の手掛かりが市場の注目を集める。
米S&P500種は週間で小幅安となったが、木曜と金曜に上昇し、終値7,722.72%を記録。ナスダック総合は取引時間中に最高値を更新、ダウは終日プラスで取引を終えた。今週の動きは、利回りの動向と景気指標の弱さが株式市場の動向に影響を与えたとされる。
JPモルガンのストラテジストは地域別のポジショニングとして新興国を上回る評価を示し、欧州の景気循環株が回復を主導すると見ている。季節的には第4四半期が伝統的に強いとされ、ISМ指数の動向や原油市場の変動も今後の材料として挙げられている。