足利銀行と常陽銀行を傘下に置くめぶきフィナンシャルグループ(FG)は今月発足から10年を迎えた。両行は取引先のネットワークを活用した事業者支援の強化と、基幹システムの統合によるコスト削減を進めてきた。今後は遺言信託の拡大を通じたサービス拡充が焦点となる。
足利銀行と常陽銀行を傘下に置くめぶきFGは、設立から10年を迎えた。これまで両行は取引先ネットワークを生かして地域企業の支援を強化し、地銀再編の先駆けとしての位置づけを維持してきた。今後の成長戦略として、遺言信託を含む相続関連サービスの拡大が注目されている。
両行の連携は基幹システムの統合によるコスト削減を目指す取り組みとセットで進んできた。グループ全体の統合効果を示すとともに、地方銀行としての競争力強化を図る狙いがある。遺言信託の拡大は個人客の終活ニーズの高まりに対応する動きとして位置づけられている。
記事は、実際のサービス提供の現場として日光市の遺言相談の場面を紹介している。81歳の女性が遺言作成を目的に来店し、資産の配分先を検討する過程が描かれ、遺言信託の活用が現実的な選択肢として捉えられている。今後も両行の統合効果と個人向け相続支援の動向に注目が集まる。