英アクティストファンドのパリサー・キャピタルが、台湾と日本でAIの恩恵を受けると見込まれる企業を投資候補として検討している。味の素とTOTOの株取得を今年に公表したほか、日本企業の対話活性化や市場評価のすれ違いに着目している。
英ヘッジファンドのパリサー・キャピタルは、台湾と日本においてAI関連の恩恵を受けると見込まれる企業を新たな投資候補として挙げ、2〜3社を候補に想定していると9日のインタビューで明らかにした。創業者でCIOのスミス氏は、台湾を「最も魅力的な地域の一つ」と語った。
パリサーはAIインフラの発展を背景に、地域で市場から十分に評価されていない企業へアクティビスト投資の比重を置いており、これまで味の素とTOTOの株取得を公表。味の素には半導体向け絶縁材料の値上げを求め、TOTOには半導体部品事業の評価強化を促した。
日本市場については、優れた製品と市場ポジションを持つ企業が複雑な企業構造や情報格差のため市場に正しく認識されていないケースがあるとスミス氏は指摘。海外投資家との対話は以前より活発化し、CEOが投資家との面談を望む例もあるという。