ふるさと納税の返礼品として鹿児島県産と偽って牛肉を提供していたとして、鹿児島県の畜産会社の元幹部が逮捕された。警察の調べで従業員への偽装指示が浮上した。
ふるさと納税の返礼品の牛肉を巡り、鹿児島県の畜産会社「水迫畜産」の元幹部の男が産地偽装の疑いで逮捕された。捜査関係者によると、偽装は県外産の牛肉を鹿児島県産として使っていたことが背景にあるとされる。
水迫政輝容疑者(55)は、同社の社長に就任した弟の隣で頭を下げていた場面が報じられており、ふるさと納税の返礼品などで県外産を鹿児島産と偽る行為を行っていたと供述している。捜査では原産地の虚偽を含む事実関係が確認された。
警察は偽装を通じて約145万円をだまし取ったとして政輝容疑者を逮捕した。押収した資料から従業員に偽装を指示したとみられている。取り調べに対しては、意図的な偽装ではなかったとの趣旨の説明をしている。
今回の事件は社内での在庫管理エクセル表への入力ミスと背景事情が指摘されており、原産地の入力誤りや責任所在の所在が問われている。