AUの業績見通しの下方修正が、アングロゴールド・アシャンティのアーサー・ゴールド・プロジェクトに対する長期的なキャッシュフロー見通しの信頼性を揺らしていると指摘されている。
アングロゴールド・アシャンティのアーサー・ゴールド・プロジェクトは、推定埋蔵量が約490万 ounces、全維持コスト(AISC)が1オンスあたり約954米ドルと見込まれており、インフレや政府への支払い増加を吸収しながら将来のキャッシュフローを支えるとされている。
2026年上半期の生産量の鈍化とザックス・ランクの引き下げを背景に、同プロジェクトの経済性は投資家の評価の分岐点となると指摘され、楽観的な長期見通しの裏には運営・財政負担の増加リスクも挙げられている。
同社の予測では、2029年までに売上高は約121億ドル、利益は約55億ドルが見込まれており、現状の売上高3.8億ドルから利益を1.7億ドル増やす必要があるとされる。公正価値は113.12ドルと見積もられ、現価格には6%の下落余地があるとの見方が示されている。
一方、かつては売上高約200億ドル、利益約64億ドルを掲げていた最も楽観的なアナリストの見方もあり、直近の利益予測修正やコスト懸念がその楽観的視点を再評価させている。