三菱電機は配電盤の部品事業をABBに売却することで合意し、総額824億円で株式の過半を譲渡する計画を公表した。47年10月頃までの完了を目指す。
三菱電機は配電盤(ブレーカー周辺の部品を含む)の部品事業をスイスの重電大手ABBに売却すると発表した。取引総額は824億円に達する見込みで、同社はこの売却益を2028年3月期の決算に計上する方針だ。
売却の対象となるのは低圧遮断機や電磁開閉機などの設備事業で、株式の51%をABBへ譲渡する。売却後も一部資産の運用を継続する形を取り、ABBの日本法人への株式譲渡は2027年10月中を目指す。
売上高はこの事業全体で1022億円(2026年3月期見込み)と試算されており、エネルギー分野のデータセンターなど高電圧領域への資源配分が進む中、受電側設備の一部は他社と共同運営する方針が示されている。
三菱電機は中期経営計画の中でデータセンターの省エネ運用サービスなどスマートエナジーを注力領域と位置づけており、送配電網の高電圧領域に資源を集中させつつ、受電側の設備は他社と協調しての運営を進めていく方針を示している。