東リが9月17日に記者発表会を開き、デジタルプリント技術「irodoria」を軸に新床材を発表。2026年度中の販売開始と新柄・新機能が明らかになった。
東リは9月17日に「2026年 東リ記者発表会」を実施し、施設向けカーテン見本帳のほか、浴室・浴場用床材の新柄・新色、ダストコントロールカーペット、トワレタイルNW-EXなど4製品と、デジタルプリント技術を組み込んだ複層ビニル床材「irodoria(イロドリア)」の今後発売を発表した。
新製品の核となる「irodoria」は、東リが10年以上かけて開発した独自デジタルプリント技術で、1m超幅の伸縮性フィルムへ高精細な印刷が可能で、印刷版を不要にし柄リピートや色数の制約を大幅に軽減する点が特徴とされた。従来は4カ月程度かかっていた納期が最短2週間程度へ短縮される見込みである。
この技術により、木目や石目など自然な表現や大柄・複雑なグラフィックにも対応し、廃番後でも柄データがあれば再生産が可能になる点が強調された。展開は定番品から受注生産、フルオーダーまで拡張され、今後の新たな床材提案へつながるとしている。
発表会の裏側として、中東情勢の影響を受けたサプライチェーンリスクの回避を進める方針が示され、原材料調達の再構築や内製化を推進して供給力維持に努めるとした。irodoriaは同社の中期経営計画「SHINKA Plus ONE 2.0」における目玉として位置づけられた。