マッキンゼーの最新インサイトによると、汎用ロボット市場は2040年に約3,700億ドルへ拡大する見込みで、日本企業が世界市場の約30%を獲得する機会が指摘されている。
世界のロボティクス市場は従来の専用機からAIやデータを武器にする時代へ移行しており、汎用ロボット市場は2040年には約3,700億ドルへと拡大する見込みだ。日本政府は同年までに世界市場の約30%を日本企業が獲得する目標を掲げている。
日本の製造業におけるロボット密度は2009年の1位から2024年の5位へ後退しており、世界の産業用ロボット生産に占める日本のシェアも54%から29%へ低下している。今後の競争にはAIやソフトウェア、データ活用といった領域での転換が求められる。
汎用ロボット市場で勝敗を分けるポイントとして、2030年代後半から2040年にかけてデータを学習に還流させるデータフライホイールの構築や、統合ソフトウェア基盤の整備、海外市場を前提とした戦略設計などが挙げられている。
日本企業には、汎用ロボット市場の約30%、約1,110億ドルを獲得する潜在機会がある一方、AIや展開スピード、資本配分といった課題に対処する必要がある。部品供給の単品化が進む中、モジュール化や安全性を含む統合提案が商機となっている。