米国市場でVIXが年初来安値に低下する一方、S&P500は7800ポイントの大台へ乗せた。景気指標と金利動向を巡る不透明感が残る。
米国株式市場はまちまちな展開ながら上昇基調を維持し、S&P500は年初来安値を更新したVIXが低水準にとどまる一方、ダウは週足で上昇が途切れ、ナスダックは押し戻された。ラッセル2000は最高値を更新した。
米労働省のデータによれば、7月のCPIは前月比0.1%上昇、前年同月比は3.4%上昇となり、コアCPIは前月比0.2%上昇、前年同月比は2.6%上昇。PPIは全体で横ばい、コアPPIは前年同月比4.2%上昇と鈍化した。
資金動向では直近1週間で米株式ファンドに25.8億ドルの純流入があり、米グロース型株式ファンドへの流入が大きく、資産効果の高まりを示唆する。
日本市場では日経平均先物が68,720円付近で推移。来週はエヌビディア決算とジャクソンホールでの動向が市場の関心を集め、決算の総括後はAI・半導体株の値動きが極端になる可能性がある。今後1週間は米小売大手の決算発表が相次ぎ、FOMCの議事要旨公表や日本のCPIデータの発表も見込まれる。
中東情勢の動向やドル円の動向、FRBの金融政策判断が市場のボラティリティに影響を与える可能性がある。今後のイベントを通じ、ボラティリティの急回帰リスクが意識される。