古野電気とXona Space Systemsが、ION GNSS+ 2026でLEO PNTに関する研究成果を発表する。講演題は「低軌道衛星の動的な可視性による位置推定の高速化に関する検討」で、GNSSより収束時間の短縮を示唆する内容だ。
衛星測位技術の国際会議ION GNSS+ 2026が米国オーランドで開催され、古野電気株式会社が現地で講演を行う。講演は同社のシステム機器事業部の高山洋史主任技師が登壇し、Xona Space Systemsと共同で実施したLEO PNTに関する研究成果の発表となる。
講演概要では、GNSSを用いた高精度測位での位置推定誤差の収束時間を短縮する可能性を検討。LEO PNTでは低軌道衛星の高速移動に伴い地上からの衛星配置の変化が大きく、数値シミュレーションの結果、収束時間がGNSSと比較して約1/5〜1/10程度に短縮される可能性が示される。
裏付けとしての発表情報には、2026年6月に国内でXona Pulsarの実信号を受信したこと、同年7月にはGNSSスプーフィング試験環境下でPulsar信号を安定受信できたことが挙げられる。今回の講演を通じてLEO PNTに関する技術知見を広く伝える意向が示される。
今後はXona Space Systemsとの協業を継続し、GNSSを補完する測位・時刻同期のレジリエンスとセキュリティ向上を目指す方針が示されている。