岩屋毅前外相が中国を訪問し、王毅外相らと会談した。一方、中国側は岩屋氏の日中共同声明再確認提案を拒否した。習近平の狙いとして台湾統一を巡る戦後秩序構築が指摘されている。
9月27日から30日にかけて岩屋毅前外相は日本国際貿易促進協会の会長として訪中し、王毅外相や何立峰副首相らと会談した。会談には約50人の経済界代表も同道したと報じられている。
王毅外相は日本企業の中国進出を歓迎する一方で、台湾問題に関する指導者の言動を迅速に正すことを重要課題として厳しく指摘した。
何立峰副首相は日中経済協力の推進を述べつつ、外交関係については王毅の姿勢を踏まえ、台湾問題で譲らない立場を示したと伝えられている。
岩屋氏は中国側へ「1972年日中共同声明の再確認」という提案を伝えたが、中国側は応じず、再確認案を拒否したとの報道がある。時事通信も同様の報道を伝えている。
習近平の狙いとして、米中露戦後秩序の構図を利用して台湾統一を進める戦略が挙げられ、日本側の認識不足が指摘されている。