ハイフォン市の企業が経営能力を強化し、日本企業との連携を拡大する取り組みが進む。慶栄塾プログラムを通じた人材育成と、日本企業とのビジネスマッチングで新たな提携が生まれている。
創業30年のフンヴオン包装株式会社は、経営体制の改革により売上高の成長を目指している。2020年の売上高は1880億ベトナムドンで、2025年には2800億ベトナムドン近くまで増加する見込みとされ、オフセット印刷製品の売上は550億ベトナムドンに達すると見込まれている。
同社の会長兼CEOは、慶栄塾の戦略ディレクター研修を通じてビジョンや市場での位置づけを再定義し、戦略分析手法やカイゼン、5Sの活用でプロセス改善や生産性向上を図ったと語っている。また人材管理の改革として能力評価、分権化、後継者育成が進んだ。
慶栄塾プログラムは日本とベトナムの専門家の実践経験を組み合わせ、経営知識の習得と実務適用を目指している。2017年から継続して実施され、これまで700名以上のビジネスリーダーや主要管理職を育成してきた。第9期生は2025~2026年度にあたり、25社からの応募の中から30名が選抜・修了し、今後3~5年間の事業開発戦略案を発表した。
日本企業との協力拡大では、慶栄塾を通じて日本企業の経営手法を学ぶ機会が提供され、7月下旬から8月上旬にかけて日本で訪問研修が実施された。ジャパン・トランシティなど5社を訪問し、ビジネスマッチングプログラムでは17件の対面ミーティングが行われ、Sontana社とHai Duong Ceramic Joint Stock Companyがそれぞれ日本企業と提携関係を築くなど、協力関係の拡大が確認された。