中国のスパコン LineShine がGPUなしで世界最速となり、TOP500の計算性能指標 LINPACK で 2.198 エクサフロップスを記録。富岳の約0.442エクサフロップスと比較して約5倍の性能を示す。
2026年6月に発表されたTOP500で、中国・深圳の LineShine が世界1位となり、従来のGPU搭載型設計を超える新たな技術で最高性能を実現した。LineShine は LINEPACK ベンチマークで 2.198 エクサフロップスを達成し、米国の El Capitan を上回った。
LineShine は NVIDIA 製 GPU を多数搭載する従来型の設計を使わず、中国製 CPU を約 45,000 基接続し、独自のインターコネクトとソフトウェアスタックで性能を引き出した。これは技術的挑戦であると同時に、中国の産業政策を象徴する成果となっている。
TOP500 の解釈としては、単純な順位だけでなく GPU 性能やメモリ帯域、ネットワーク性能なども重要であり、AI 開発ではどの技術で世界一になったかが注目されている。LineShine の事例はAI時代の計算資源の在り方を示唆している。
日本の富岳は約 0.442 エクサフロップスで LineShine の約 5 分の 1 程度の性能であり、世界の競争力の差は技術構成と政策の違いによるものだとの示唆がある。ジャック・ドンガラ共同創設者は AI 向け計算の融合が進んでいるとコメントしている。