日銀の増一行審議委員が福井市で講演し、政策金利を引き上げ続ける方針を示した。基調的な物価上昇率は2%に近づくと説明し、物価上昇圧力が強まる懸念を挙げた。
日銀の増一行審議委員は福井市での講演で、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくとの考えを示した。基調的な物価上昇率は2%にかなり近づいていると説明した。
イラン情勢を背景に物価上昇圧力が強まる懸念があり、大切なのは2%を大きく超えないよう抑えることだと語った。利上げの意義を強調した。
増氏は「イラン情勢を受けて世界中が利上げモードだ」と指摘し、まだ緩和的な日本はインフレが加速すれば急速な利上げを迫られるリスクがあると述べた。物価上昇の要因としてAI需要が半導体などの価格を押し上げているとも挙げた。
日銀は6月会合で政策金利を1.0%程度へ引き上げることを決定。7月会合では金利を据え置き、次回の金融政策決定会合(17、18日)で1.25%程度へ引き上げる方針とされ、利上げペースの加速が注目される。