放電加工後の強度低下を抑える高硬度の超硬合金を冨士ダイスが開発。モーターコア金型材料への適用を想定し、近く試験販売を始め、2027年4月の本格発売を目指す。
冨士ダイスは放電加工後の強度低下を抑制する高硬度な超硬合金を開発した。モーターコア金型材料としての適用を見込み、アモルファス合金の打ち抜き金型での活用を想定している。近く試験販売を開始し、正式な発売は2027年4月を目指す。
同合金は硬さをHRa93とし、汎用超硬の80代前半に比べ高硬度を持つ一方、放電加工前の抗折力3500MPaから加工後は2240MPaへと低下を抑制した。これにより、耐摩耗性と靭性のバランスを高い水準で維持する。
一般的な高硬度材で起こりがちな放電加工後の強度低下という課題に対応しており、超微粒超硬合金と比較してバランスの良さを狙っている。
26日に東京ビッグサイトで開幕するJIMTOF2026に出展し、初公開となる予定。
今回の材料はモーターコア金型材料としての適用が中心で、試作・実証の段階を経て量産体制へ移行する見込み。