セレッソ大阪の日置貴之社長が異業種で培った知見を活かし育成改革と選手移籍の新しい在り方を推進していることが分かった。海外移籍の適切な取引を訴え、クラブの長期的な成長を目指す姿勢が前面に出ている。
セレッソ大阪の日置貴之代表取締役社長は、就任後にクラブ改革の展望を語り、スポーツビジネス分野での経験を生かして育成と移籍の改革を進めている。異業種でのキャリアを踏まえ、地域社会にサッカーとセレッソの価値を届けるビジョンを示した。
競技面の改革として、選手契約の見直しに着手。契約書のビジネスベース化が進んでいなかった点を指摘し、移籍の適切な取引を重要視する考えを示した。下部組織出身者の海外移籍に伴う資産価値最大化を目指す.
移籍戦略では世界中の候補をデータで絞り込み、代理人任せにせず主体的に獲得を進める方針を採用。WyScoutの活用やデータ分析に基づく評価基準を整備し、移籍金やセルオン条項の活用でクラブの利益を確保する方向性を示した。
今夏の石渡ネルソンのベルギー移籍や北野颯太のオーストリア移籍の事例を挙げ、事前準備と適切な契約条件設定が功を奏したと説明。海外移籍のルートづくりを進めつつ、長期的な育成戦略を維持する姿勢を強調した。
ドルトムントとの公式クラブパートナーシップを今年1月に締結し、育成と女子分野での連携を推進。大阪を拠点にクラブ価値を高め、セレッソ・メソッドとして育成ノウハウを蓄積・活用する計画を示している。