りそな銀行はスタートアップ向け融資を28年度末までに累計1000億円、単年度450億円を目指す。9倍増の計画を掲げ、Fivotと提携して新たな与信を組み入れる方針を示している。
りそな銀行はスタートアップ向け融資の伸長を図る。28年度末の累計目標を1000億円、同年度の単年度目標を450億円と掲げ、9倍超の拡大を目標に据えている。これには従来の財務審査だけではなく、事業性や将来性を重視した評価へと転換する意図が含まれる。
同社はFivotと連携して、スタートアップ向けの融資プログラム「Flex Capital」を活用することで、リアルタイムの取引実態把握など新たな与信手法を取り入れる予定だ。会計SaaS連携を通じて資金供給の幅を拡大する狙いがある。
オープンイノベーションの難しさにも触れつつ、大企業とスタートアップの連携をつなぐ役割を銀行に求める声が伝えられる。りそなはデットとエクイティの両輪を活用する体制を整え、資金供給だけでなく事業機会の提供も視野に入れている。
りそなの動きは、9倍増計画の実現性を高めるための「目利き力」とファンド組成の強化を中心とする。スタートアップの成長を促すための新たな与信モデルと戦略的連携を通じ、日本のスタートアップエコシステムの変革を狙う姿勢が読み取れる。